レノバが出資する徳島津田バイオマス発電所(徳島県徳島市)が、営業運転を開始した。
同発電所は、木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を燃料とした出力74.8MWの大型バイオマス発電所。レノバのほか、大阪ガス、フォレストバンク、ダイリFPC、徳島電機産業が共同出資している。
また、日本屈指の木材工業団地がある徳島小松島港内に立地。同港では、高度経済成長期において急増する国内の住宅需要に対応するため、多くの外国産木材を受け入れていたが、時代とともに港湾の活用も少なくなっていたという。
同発電所の運転開始により、燃料輸送船の発着に伴う港湾施設の活用やそれに伴う新たな雇用創出など、港湾の再活性化が期待されるとのことだ。
レノバは、今後も地域社会との共生と安全を最優先として発電所を運営し、脱炭素社会の実現に貢献していくとしている。
■徳島津田バイオマス発電所 概要
事業主体:徳島津田バイオマス発電所
建設地:徳島県徳島市津田海岸町9
発電容量:74.8 MW
想定年間送電量:約50,000万kWh(一般家庭約15万世帯の年間使用電力量に相当)
売電単価:24円/kWh
出資会社:レノバ(60.8%)、大阪ガス(33.5%)、フォレストバンク(1.9%)、ダイリFPC(1.9%)、徳島電機産業(1.9%)