YAMABISHIは、千代田システムテクノロジーズとともに、東京都利島村の「利島村浄水場」にリチウムイオン蓄電システムを納入したことを発表した。
東京都利島村に向けては、2018年に利島村役場に蓄電システムを納入して以来、2台目の納入となる。
同システムは、太陽光発電設備・非常用発電機と連系して自家消費型ハイブリッドシステムを構築。平常時には、太陽光発電設備により発電した電力を、蓄電システムと連携して脱塩・急速濾過設備に供給し、停電時は太陽光発電設備・蓄電システム・非常用発電機から負荷設備に電力を継続供給することが可能になり、購入電力の削減や災害時の防災力の強化に貢献できるという。
また、電力系統の電力情報を取得し、逆潮流発生の恐れがある時には瞬時に出力を抑制して電力系統を保護。蓄電システムに標準搭載されている”逆潮流抑制機能”と”発電機連系モード”を駆使することで、平常時・停電時問わず再生可能エネルギーを効果的に活用し、二酸化炭素排出量の削減に寄与できるとしている。
同社は、今後も時代が求める最新の技術を生み出すと共に品質・サービスの向上に取組み、蓄電システムの提供を通じてエネルギー利用の最適化・脱炭素化・災害に強い社会の実現に貢献するとのことだ。
■利島村浄水場における電源設備の運用方法
平常時:「太陽光発電設備」「蓄電池」から脱塩・急速濾過設備に電力を供給し、購入電力と二酸化炭素排出量を削減
停電時:「太陽光発電設備」「蓄電池」「非常用発電機」から脱塩・急速濾過設備と井戸ポンプに電力を供給し、レジリエンス向上と二酸化炭素排出量削減を実現