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JR東日本スタートアップは2019年1月28日、同日よりJRグループ運営の駅弁屋、ベッカーズ、ほんのり屋の計9店舗の一部商品をスマホで事前に注文・決済することで、店頭で待たずに受け取れるサービス「モバイルオーダー」の実証実験を開始したと発表した。
また、モバイルオーダーに加え、JR東日本グループとショーケース・ギグが共同開発中のSuicaなどの交通系電子マネー対応セルフ注文・決済端末を実店舗へ設置予定である。これにより、レジ前の行列解消と店舗オペレーション軽減を可能にし、店舗のキャッシュレス化および省人化を実現するという。
キャッシュレスで商品を受け取れるサービス
この実証実験は、JR東日本のコーポレートベンチャーキャピタルであるJR東日本スタートアップとモバイル決済システムのショーケース・ギグとの間で2018年10月に行われた資本業務提携を受けスタートした、JR東日本グループの駅ナカ施設の混雑緩和やキャッシュレス化を図る第一弾の取り組みである。
JR東日本グループが運営する駅ナカの飲食店や小売店では、さまざまな目的で利用されている。特にターミナル駅では、終日人が往来するため、駅ナカの飲食店では混雑や行列から店舗の利用を諦めることを余儀なくされるケースも珍しくないという。
こうした中、JR東日本グループとショーケース・ギグは、ショーケース・ギグが提供するモバイルオーダー&ペイプラットフォーム「O:der」を活用し、駅ナカ店舗の利用者が店頭で並ぶことなく、キャッシュレスで商品を受け取れるサービスを開始する。
「O:der」とは、飲食・小売店の省人化、キャッシュレス、顧客満足度向上を実現するサービス。POS レジやデジタルサイネージなど、従来の端末とも連携可能で、現在、全国におよそ1,200店舗の飲食・小売店舗がこのプラットフォームを活用したサービスを利用しているという。
利用者は専用のウェブサイトから事前に注文と決済を行うことで、乗車前や降車後、待たずに商品を受け取ることが可能になる。店舗としても、口頭注文や会計といったオペレーションの軽減により、スムーズな商品提供を可能にするとともに、混雑や行列による機会損失の防止を見込めるという。
今春をめどにSuica対応のセルフ注文端末を導入
また両社はこのサービス開始について、店頭で注文と決済が可能なSuica対応のセルフ注文端末を共同で開発を進めており、今春を目途に実店舗での試験的な導入も開始予定だという。
モバイルオーダーとセルフ注文端末の両方を導入することにより、利用者がレジを介さずにスムーズに注文と決済ができる環境を整えるとともに、店舗スタッフが調理や商品提供に集中できる店舗オペレーション整備を進める。
導入概要は以下のとおり。
【モバイルオーダー開始日】
2019年1月28日
【専用ページについて】
ベッカーズ:https://beckers.oderapp.jp
ほんのり屋:https://honnoriya.oderapp.jp
駅弁屋:https://ekibenya.oderapp.jp
※公開日:2019年1月28日
【利用方法】
- 専用ページへアクセス
- メニュー、数量を選択
- アカウント(クレジットカード情報)登録※
- 受取指定時間に店頭で受け取り
※店舗によってはクレジットカード情報登録による事前決済に対応していない店舗あり。
さらに、今回のモバイルオーダー導入に際し、サービスを利用して注文したユーザー限定のお得なキャンペーンを1月28日より実施する。
img:PR TIMES