ウェザーニューズは、「第六回桜開花予想」を発表。

2022年の桜の開花は西日本では平年並かやや早く、東日本と北日本では平年より早い予想で、この1週間で西日本・東日本の桜のつぼみは開花に向けて大きく生長し、開花直前のつぼみも現れ始めたという。

全国のつぼみの生長状況を反映させて、前回3月9日発表の開花予想日より西日本と東日本の一部では1〜2日早く、東北や北陸、長野では1日遅くなっているという。

いよいよ本日3月16日に福岡が開花し、17日に東京が続く予想。来週にかけて西日本・東日本で開花ラッシュとなりそうであるとのことだ。4月上旬からは東北で、4月下旬からは北海道でも開花が始まる見通しとなっている。

全国の名所1,000か所以上の開花・満開予想は、ウェザーニュースのアプリやウェブサイトの「さくらCh.」にて公開している。なお、第七回桜開花予想は3月23日に発表予定とのことだ。

2022年「第六回桜開花予想」
3月16日に福岡、3月17日に東京で開花!来週にかけて西・東日本は開花ラッシュ

各都市の桜開花予想

名所の桜開花予想

2022年の桜の開花は、西日本では平年並かやや早いところが多い予想。東日本と北日本では平年より早く、1週間以上早いところもあるという。記録的な早さで開花した昨年と比べると遅れる予想で、1週間以上遅くなるところもある。

この1週間は平年より高い気温で経過し、4月並みの暖かさとなった日もあった。桜のつぼみは早いスピードで生長しているという。明日17日にかけても、西日本や東日本では20℃を超える暖かさとなる。

その後、18日は雨となって高温傾向は一旦落ち着くが、桜は15℃以上で生長が進むため、今週前半よりペースは落ちるものの、開花に向けてつぼみの生長が進んでいきそうとのことだ。

本日3月16日にも福岡で開花する予想。明日17日には東京で開花し、来週にかけて西日本や東日本では開花ラッシュとなる。3月中に西日本・東日本の多くの地点で開花し、4月上旬〜中旬には東北の各地で開花。

北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、札幌では4月23日に開花する予想。開花から1週間〜10日ほどで満開を迎えて、東京では3月24日、名古屋では3月31日、大阪では4月1日に満開となる予想であるとのことだ。

第五回(3月9日発表)からの変化点

「全国つぼみ調査」の結果から、西日本・東日本で開花予想日を1〜2日早めたところがあるという。東北や北陸、長野では3月上旬の気温経過とつぼみの生長状況から開花予想日を1日遅らせたとのことだ。

「全国つぼみ調査」による桜の生長状況

7,384本の桜(うちソメイヨシノ5,738本)のつぼみの状態を調べた「全国つぼみ調査」の結果、西日本や東日本では先がピンクに変化した開花間近のつぼみが現れ始め、いよいよ開花が近づいていることがわかった。

この1週間は西日本や東日本を中心に気温の高い日が多く、4月並の陽気となったところも。この暖かさに促され、つぼみは開花に向けて順調に生長しているという。

西日本や東日本では、先が黄色や緑に変化したつぼみの割合が大幅に増加し、半分以上が緑に変化したつぼみや、先がピンクの開花が近いつぼみも現れ始めたとのことだ。

北日本では、まだ小さく硬いつぼみがほとんど。ただ、東北では先の色が変化したつぼみが26%(前回11%)と、南の地域から生長が進んでいるという。過去の例を参考にすると、北海道で変化がはっきりと見られるのは、3月下旬となりそうという。