ユニクロは3月16日、東京都済生会中央病院1階に「ユニクロ 済生会中央 病院店」をオープンすると発表した。なおユニクロが医療施設内に出店するのは初めてとのことだ。
同店舗は、来院した人や入院中の患者、医療従事者の人々に、必要な服を必要な時に届けることを目指すとしている。
ユニクロオンラインストアの「店舗受取りサービス」などを利用すると、店舗にない商品も含めたフルラインナップから、必要な商品を購入すること可能とのことだ。
ユニクロは、これまでも利用者の幅広いニーズに対応するため、医療や介護を必要としている人々の声をもとに「前あきインナー」の開発や車いすのまま利用できる広い試着室の設置、視覚障がいのあるの利用者向けに買い物を手伝うサービスの実施など、多くの取り組みを進めてきたという。
病院内に出店することで、入院中の患者や医療従事関係者の人々の意見や要望を直接、そして幅広く、正確に収集し、あらゆる利用者が着やすく、使いやすい商品やサービスを充実させるきっかけとしていきたいとのことだ。
■ユニクロ 済生会中央病院店概要
住所:東京都港区三田1-4-17済生会中央病院内1階
交通:
都営大江戸線「赤羽橋」駅赤羽橋口より徒歩3分
都営三田線「芝公園」駅A-2出入口より徒歩10分
東京メトロ南北線「麻布十番」駅3番出入口より徒歩10分
都バス「赤羽橋駅前」停留所下車徒歩1分
売場面積:約13坪
営業時間:通常8:30-20:00/時間短縮営業時8:30-18:00
取扱商品:メンズ、ウィメンズ
なお、ユニクロではケガや病気などで身体を自由に動かしにくい人でも着脱しやすい、高い伸縮性を持つ商品や暖かさと軽量化を両立させ、身体への負担を軽減しながらも体温調節が可能なアウターなどを展開。
これらの商品を紹介する特設サイト「医療・看護・介護のプロがおススメするユニクロ商品」(https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/seniorfashion/)では、2022年3月から済生会グループ監修のもと、医療・介護従事関係者の意見を活かした商品を紹介しているという。
またその他にも、ユニクロ店舗が行う病院や施設への訪問販売や健康セミナーの開催など、地域の人々の暮らしに役立つ活動を進めていくとのことだ。
ユニクロは、同社の服作りのコンセプトである「LifeWear」および済生会グループが実現を目指す「ソーシャルインクルージョン」の理念を融合させ、服・医療・福祉を通じて、あらゆる人々の生活をより豊かにするための取り組みを推進していくという。
ユニクロは今後も医療機関との取り組みを積極的に実施していきたいと考えているとのことだ。