パナソニック くらし事業本部 くらしアプライアンス社(以下、くらしアプライアンス社)は、先進の家電やこだわりの空間などを通じて上質で豊かなくらしを提供する賃貸住宅向けサブスクリプションサービス「noiful(ノイフル)」を開始すると発表した。

昨今、国内の不動産市場においては、人口減少などによりストック住宅(既存流通住宅)が増加傾向にあり、建物の老朽化や空き家・空室の増加など大きな社会課題となっている。

一方、消費者の動向に目を向けると、所有するのではなく、必要な時に必要なモノを借りればよいという価値観が浸透するなどライフスタイルの多様化が進むとともに、在宅時間の増加に伴う「イエナカ」への意識の高まりから、より充実した住まい環境へのニーズが高まっているとのことだ。

今回、新たに開始する「noiful」は、機能性とデザイン性を両立した先進家電と、家電の使い方サポートやもしもの時の修理交換、入退去時の家電クリーニングなどをパッケージで提供するサブスクリプションサービス。

家電が調和するこだわりの詰まった上質な空間へのリノベーションもプロデュース。同サービスを通じて、物件オーナーや管理会社には賃貸住宅の価値向上による物件運用の安定化を、住まい手には入居日から気軽に快適な生活をスタートできる「持たない豊かなくらし」を届けるとしている。

また、物件紹介や内見、契約など、これまで対面での対応が不可欠だった諸手続きのDX化を進め、リモート内見やオンライン契約などスマートフォン上で完結するソリューションを提供。住まい手の利便性向上に加え、物件運営の効率化も実現していくという。

さらに、くらしアプライアンス社は、noifulで提供する家電のリユースにも取り組む。同サービスを通じて家電の新たな循環スキームの構築を図り、持続可能なくらし・社会の実現に貢献していくとのことだ。

【noiful(ノイフル)のサービス概要】

入居したその日から、より自分らしく、より上質なくらしを実現する-それが、同社が考える、これからの時代の新たな賃貸。

あらかじめパナソニックの先進家電が備えつけられた “noiful ROOM” と、リノベーションにより生活動線から家電の納まり方までこだわったくらし空間を提供する “noiful LIFE”。noifulは、この2つの賃貸住宅向けサービスを通じて、「持たない豊かな住まい方」を提供するという。

■家電が整っている賃貸「noiful ROOM」

物件オーナー、管理会社などの要望や物件の立地や間取りなどに応じて、最適な先進家電を組み合わせたパッケージを月額制で提供。

家電の設置や施工、入居者からの家電に関する問い合わせ、修理・交換、退去後の家電クリーニングは、全て無償で対応するという。

パナソニックならではの家電パッケージの提案で、多様化する住まい手のニーズにこたえる賃貸物件へと価値を高め、物件の差別化や空室率の減少、家賃収入のアップに貢献するとのことだ。

■空間が整っている賃貸「noiful LIFE」

物件オーナーなどの希望や物件の立地・間取りなどに応じて、運用方法やリノベーションプランなどを策定。決定したプランに沿って、先進の家電が調和する空間デザインの魅力的な物件にリノベーションするという。

さらに、パートナー企業協力の下、入居者の募集からアフターサポート、物件のメンテナンスに至るまで、くらしアプライアンス社が責任を持って対応するとのことだ。

先進の家電、そして家電と調和するリノベーションで物件の資産価値を高めるとともに安定運用までサポートする、賃貸住宅向けのワンストップソリューションを提供するとしている。