H&Mは、よりサステナブルなファッションを推進する一環として、購入時に使用される包装・パッケージを活用し、利用客がボードゲームで遊びながらサステナビリティについて学べる「H&M サステナすごろく」を、10月4日(月)より期間限定で展開すると発表した。

「H&M サステナすごろく」は、サステナブルなファッションの未来に向けたアクションを学べるボードゲーム。

プレイヤーはゴールに向けてコマを進め、その道中でファッションの現場で生じている環境負荷や、それを軽減するために、日常で取り入れられるアクションを知ることが可能。

ゴールに設定した2030年は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のマイルストーンでもあり、H&Mでも、使用するすべての素材をリサイクル、またはサステナブルに調達されたものへと切り替えるという目標に掲げている年でもあるという。

素材を有効活用する観点から、公式オンラインストアでの配送時に使われるボックスや、店頭で有料販売しているショッピングバッグの内側にボードゲームを印刷。

ボックスやショッピングバッグを繰り返し使用した後、廃棄する前に切り開くとボードゲームとして再度ご利用いただけるようになっており、これは、製品寿命を延ばすためにリペアやリメイクなどを通して製品に新たな命を吹き込むという、H&Mの循環型ファッションへの一部取り組みから着想を得ているとしている。

なお、ボックスおよびショピングバッグは主にFSC認証(森林認証制度)を得た素材でできており、すごろくのサイコロには回収された繊維廃棄物をフェルト化し、特殊な圧縮加工を施すことにより新たな素材に変化させたアップサイクルボード®が用いられている。

すごろくの印刷時には、石油系溶剤の含有量を減らし、大豆油などの再生可能な植物油および、それらを主体とした廃食用油などを再利用した再生油からできた植物油インキを使用するなど、環境への負荷を最小限に抑えた方法で作成。

すごろくとして繰り返し遊んだ後は、リサイクルも可能。

なお、ボードゲームが印刷されたボックスやショッピングバッグは一部サイズのみで展開され、ショッピングバッグは、グリーンタグ付の商品を購入した客にのみ配布される。

ボックスおよびショッピングバッグ共に、上限数に達し次第終了するとのことだ。

同社は、10月4日(月)から10月13日(水)までの間は、同ボードゲームのテーマに合わせたウィンドウや、一部に印刷物を用いた内装をH&M新宿店限定で展開するとしている。