ニコ・ワークスは、産学官民の多様なステークホルダーとともに、日本社会における出産・育児・教育環境の向上を実現し、その先にある巨大な社会リスク「少子化」の改善に貢献する事を目指す「一般社団法人親育子育ラボ」(以下、親育子育ラボ)を関係各社と共に設立すると発表した。
「親育子育ラボ」は、ニコ・ワークスが2007年以来取り組んできた出産・育児・教育環境向上を目指す「子育て応援プロジェクト」活動を前身としており、主にイベント、情報メディアの運営を通して出産・育児・教育環境の向上に資する活動を行ってきた。
過去、10年以上に及ぶ知見を通し昨今顕著に顕在化してきた「少子化」という社会リスクが、「子供を持つ事の不安」、「子育て世帯の幸福感の減少」、「変化する教育環境へのサポートの欠如」(以下、少子化の根本課題)にあると判断し、課題意識を共有できる産学官民の各種団体と協力し課題解決を行う為、活動として行っていた「子育て応援プロジェクト」を「親育子育ラボ」という組織として正式発足させたとのことだ。
「親育子育」という造語は、現在の社会で不足している「親になる事の知識・理解・楽しみ方を学び、子育てを通して子供と共に成長する喜びを知る」という価値観を意味しており、「子育ての不安を和らげ、幸福感を高め、子供の未来を共にサポートする」という組織の目標を表現しているという。
「親育子育ラボ」は、リサーチ、分析、啓蒙活動(情報・イベント・サービスの提供)の三つを活動の柱とし、それぞれの活動は経験と知識を備えるパートナー企業・団体と協力して実施。
設立にあたる活動としては、定期リサーチ「わたしの子育てリサーチ」(マーキットワンと協力)、情報発信メディア「babyco」(ニコ・ワークスが運営)を実施するという。
第一回の「わたしの子育てリサーチ」、NPSを含むリサーチマーケティングを専門とするマーキットワンとの協力により実施し、定期リサーチ「わたしの子育てリサーチ」として、企業・官公庁による「消費者・行政サービスユーザー」を想定した調査より一歩踏み込んだ、「子育ての世帯の価値観・幸福度」についてのリサーチ実施しており、2021年6月上旬の発表を予定している。
情報発信は、子育て応援プロジェクトの活動としてニコ・ワークスが2007年より運営していた「babyco」を引継ぎ、今回の設立に伴い、2021年6月より「親育子育ラボ」としての情報発信をスタートするとのことだ。
それ以外にも、様々な企業・団体との協力により「親育子育ラボ」の目標を実現し、社会問題である少子化に対する課題解決策の一つとなる事をゴールにより多くの活動に取り組んでいくという。