LINE Credit株式が提供する、信用スコア「LINEスコア」を土台とした個人向け少額ローンサービス「LINEポケットマネー」は、開始から18か月連続で残高が伸長し、貸付実行額が200億円を突破したと発表した。
併せて、利用動向に関する調査結果および利用データを公開した。
提供開始から18か月連続で残高伸長、貸付実行額200億円を突破、より一層個人に寄り添うフェアなサービスへ
「LINEポケットマネー」は、LINEプラットフォーム上での行動データから算出される「LINEスコア」に従来の信用情報を加味した独自の与信モデルにより、ユーザー個別の条件を提示するローンサービス。
「LINEスコア」と連動したこの独自の与信モデルでは、契約金額の大小に関わらず、少額でもフェアに条件を提示するという。
申込・審査・借入・返済が「LINE」上で完結、eKYCで本人確認が完了するため書類郵送等は不要、新規契約の場合は最大100日間実質利息無料であるとのことだ。
このように肩書などの属性情報だけに捉われないユニークな与信と独自の商品性によって、「多様な働き方をする個人」に寄り添うフェアなサービスを目指しているという。
2019年8月のサービスローンチ以来18か月連続で貸付残高が伸長し、2021年2月には貸付実行額が200億円を突破。
利用動向に関する調査結果および利用データからは、少額且つ日常的なニーズで利用、こまめに賢く返済される傾向
また今回、契約者に向けて利用動向に関する調査を行い、その結果および利用データについて公開。
調査結果・利用傾向データサマリ
- 返済金額のうち86%が随時返済、約定返済は14%で、「返したい時にこまめに」繰上げ返済される傾向
- 1回あたりの平均借入金額は3万円未満が70%以上、少額利用のニーズが高い傾向
- 用途は「食費/日用品」44%、「水道/光熱/通信費」11%、「家賃」11%と、日常的な生活費での利用が顕著
- 契約理由は、「今後の出費に備えたかったから」が38%、将来に備えた事前の契約が最も多い
- 契約者は、業界平均比で、自営業、派遣契約社員、パートアルバイトの比率が10%以上高く、「多様な働き方をする個人」が多く利用
引き続き、非金融領域での行動データを基にした信用評価に注力し、より一層個人に寄り添えるフェアな生活金融サービスの展開を目指していくとしている。
返済金額のうち86%が随時返済、約定返済は14%、返したい時にこまめに繰上げ返済される傾向に
返済金額においては、毎月定められた日に一定の金額を返済する「約定返済」が14%であるのに対し、それに加えて任意のタイミングで返済する「随時返済」は86%で、こまめに繰上げ返済される傾向が見てとれたという。
「随時返済」により前倒して返済していくことで、早期かつ効率的な借入金の返済に繋がり、契約時に見込んでいた支払総額よりも少ない金額で完済することが可能となる。
一回あたりの借入金額は3万円未満が70%以上、少額利用のニーズが高い傾向に
1回あたりの借入金額は、1万円未満が半数近く、1万円以上3万円未満が26%で70%以上が3万円未満となっている。
一方、50万円以上の利用は1%となっており、必要な分だけ少額で利用されているとのことだ。
用途は「食費/日用品」44%、「水道/光熱/通信費」11%、「家賃」11%、日常的な生活費での利用が顕著
借入金の用途は、「食費/日用品」44%、「水道/光熱/通信費」11%、「家賃」11%で合計66%を超えており、日常的な資金需要の補填として、活用されている傾向であるとのことだ。
契約理由は、「今後の出費に供えたかったから」が38%、事前に備えての利用意向が最も多い
契約理由は、「今後の出費に供えたかったから」が38%で、将来に備えた利用意向が最も多いことがわかっているという。
次いで「新型コロナウィルスの影響で収入や支出に変化があったから」27%、「まとまった資金が必要になる予定があったから」26%と、これらの契約理由が同程度の推移となっている。
契約者は、業界平均比で、自営業、派遣契約社員、パートアルバイトの比率が10%以上高く「多様な働き方をする個人」が多く利用
「LINEポケットマネー」は、「LINEスコア」に従来の信用情報を加味した独自の与信モデルによって、肩書などの属性情報だけに捉われない、「多様な働き方をする個人」に寄り添うフェアなサービスを目指しているという。
契約者は、自営業、派遣契約社員、パートアルバイトの方が37%と、業界平均と比べて、その比率が10%以上高く、まさに「多様な働き方をする個人」に多く利用されているとのことだ。
【調査概要】
期間:2021年2月15日〜2021年2月16日
対象:LINEポケットマネー契約者
サンプル数:2,245名