日立製作所(日立)と、日立ビルシステムは建物内の非接触での移動・生活を実現するタッチレスソリューションのラインアップを強化することを発表した。

具体的には、LINEとの連携により、日立ビルシステムのエレベーターのLINE公式アカウントと友達になることで、利用者個人のスマートフォンでエレベーターの呼び出しと行き先階登録が行える「LINE連携タッチレスエレベーター呼びサービス」を開発し、10月16日から受付を開始すると発表した。

なお、同サービスは日立ビルシステムと保全契約を結び、遠隔監視を行っている国内約1.5万台の標準型エレベーターが対象で、保全契約に含まれるサービスとして提供するとのことだ。

利用者は、エレベーターホールなどに用意したQRコードを読み込み、利用したいエレベーターのLINE公式アカウントを友達登録し、トークでエレベーターの呼び出しと行き先階の登録を行うことで、ボタンに触れずに利用可能となる。

また、新設エレベーター向けには、エレベーターホールや乗りかご内のセンサーに手をかざすことでボタンに触れずにエレベーターの呼び出しや行き先階登録が行える非接触登録装置の開発を進め、11月には提供を開始する予定としている。

両社は今後も、ニューノーマルに対応したビル・マンション向けの製品・サービスの開発、提供を通じて、建物内の移動・生活の実現に貢献する方針を示している。