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Amazonは、ユーザーが気になる「置き配」に関した疑問を解決するとし、同社の公式ブログを更新した。
置き配とは、従来のように配達員から直接手渡しで荷物を受け取るのではなく、自宅の玄関の前など指定した場所に商品を置き、サインレスで配達を完了する新しい形の配達スタイル。
荷物の受け取りのために家にいる必要がなく、自分の都合に合わせて荷物を受け取ることができ、配達員の負担も軽減される点で現在各物流企業なども取り入れている。
なお、Amazonの置き配には対象エリアがあり、対象地域に住む人なら置き配を利用できるという。また現在、対象エリアは順次拡大中であるとのことだ。
以下は、同社が公開した「置き配についての利用者の気になっている疑問」である。
置き配の指定場所
配達員に荷物を置いてもらう場所は、「玄関」「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「自転車かご」「車庫」「建物内受付」など、玄関まわりの6種類の場所から指定できるとしている。
設定をしなければ、通常は「玄関」に指定され、宅の環境や都合に合わせて選ぶことができるという。
また、置き配の指定場所は、荷物が届く前までなら変更することが可能。指定場所の変更は注文履歴から行えるとしている。
置き配指定の解除
現在、Amazonで商品を注文すると初期設定で、玄関に置き配で配送されるようになっているという(置き配の対象エリア外や置き配に対応していない商品や条件の場合を除く)。
商品の購入時に、置き配を解除するには、商品をカートに入れて「レジに進む」を選択。「配送指示」をタップして、「置き配指示」から「置き配を利用しない」にチェック。注文後でも商品発送後、注文履歴から置き配を解除することが可能とのことだ。
また、「Amazon定期おトク便」を利用する場合も、初期設定では置き配指定。商品発送後、注文履歴から置き配の設定が解除可能であるとしている。
食品の置き配
商品ごとに、置き配にできるものとできないものを、あらかじめAmazonが選んだ商品のみが置き配の対象となっているとのこと。
食品を直接配達員から受け取りたい場合は、上記の方法で置き配の設定を解除できる。
オートロックマンションでの置き配利用
入り口がオートロックで、玄関などへの配達を希望の場合は、インターフォン越しにロックを解除する必要があるという。オートロック解除後は、指定の場所に商品を届けるとし、マンション等の場合は、管理組合によって定められた規約に沿って配達場所を指定するようにとのことだ。
置き配を指定できない商品
以下のケースに該当する場合は、置き配を利用できないとしている。
- 郵便ポストに投かん可能な梱包で発送された商品
- 置き配に対応していない配送業者が商品を配達する場合
なお、置き配を利用できる場合、注文履歴の対象注文に置き配指定メニューが表示される。
マーケットプレイスの商品
商品ページに「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します」および、発送メールに「Amazonがお届けします」という記載がある商品は、置き配の対象。販売事業者が発送をする商品は、置き配指定にすることができないという。
注文者と届け先が違う場合
対象エリアであれば、初期設定で置き配が設定されている。
配達完了を確認
置き配サービスでは、配達が完了した証明として、また配達場所のお知らせを目的として、配達員が必ず配送完了の写真を撮影。写真は注文履歴から、「配達状況の確認」で確認できる。
写真の撮影を希望しない場合は、「写真を撮影しない」を選択すると、撮影は行われないという。
商品の配達状況
Amazonが発送する商品の場合、注文履歴の「配送状況を確認」ページから配送状況を確認できる。近くの配達店まで輸送中」「お近くの配送店へ到着」「輸送中」などの配送状況とともに、日付と時間が表示されているため、いま荷物がどのあたりにあるのかを把握することが可能。
置き配した荷物の盗難や雨などによる破損
宅配ボックスを玄関先に置き、置き配場所として指定しておくと、留守中でも配達員がその中に荷物を入れて配達が完了となるという。
同社は、据え置き型のハードタイプ、折りたたんで収納できるソフトタイプ、複数の配達に対応できる2つ口タイプなど、さまざまな種類があり、置き場所に合わせて選ぶことができる宅配ボックスを推奨。
また、万が一、置き配の商品が盗難や雨でダメージを受けてしまった場合は、状況を伺い、商品の再送や返金に対応するという。
Amazonは、住宅環境によっては置き配を利用できない人などは、コンビニ受け取りや、街中の専用ロッカーやカウンターを利用する「Amazon Hub」など、別の方法で荷物を受け取ることもできるとしている。
同社では、利用者の都合やライフスタイルに合わせて、商品の受け取り方法を複数から選択できる。また、再配達を減らすことができる置き配は、人にも環境にも優しく、これからの時代に合った配達スタイルと言えるとし、利用者には受取方法をうまく使い分けることを推奨している。