星野リゾートは、同社が国内外に展開するリゾートホテルブランド「リゾナーレ」の8施設目となる「リゾナーレ下関」を、12月11日に開業すると発表した。

同ホテルの開業により、「リゾナーレ」ブランドとしては初めて九州・山口エリアに進出するという。
同ホテルは、関門海峡を目の前に臨むロケーションに位置し、客室をはじめ、館内のテラスやプールからも、時間とともに表情を変える景色を楽しめるのが特徴となっている。
同ホテルの客室は9タイプ、全187室で、すべての客室から関門海峡の景色を楽しむことが可能。
どの客室も、壁やインテリアは関門海峡の海の色から着想を得たエメラルドグリーンが基調の空間で、最大5名で宿泊可能な客室、犬と過ごせる客室も用意もあり、旅の目的や同行者に合わせて選択可能だという。

また、リゾートの浜辺に設えられる「カバナ」をイメージしたデザインの客室、「海峡カバナスイート」も完備。リビングには砂浜が広がるほか、同室限定で望遠鏡や貝殻などのアイテムを詰め込んだ「海峡カバナBOX」を用意しているという。

【右】「海峡カバナスイート」のリビングイメージ
メインダイニング「OTTO SETTE SHIMONOSEKI」では、下関名物の「ふぐ」をイタリア料理のフルコースで提供。ふぐを前菜からメインまでのメニュー全てに使用し、厚みによって変化する食感や素材本来の旨味を味わうことができるディナーコースとしている。
夕食、朝食を提供するビュッフェダイニング「PUKU PUKU」は、夕食では、から揚げやブイヤベースといったふぐ料理や海藻で包んで焼き上げたローストビーフを提供。
朝食では、下関の郷土料理をアレンジした、ふぐ出汁と味わう「瓦そば」や柑橘を使用したフレンチトーストなどを提供し、この地域ならではの食材やメニューを提供するという。

【右】「PUKU PUKU」の内観
同ホテルの目の前には関門海峡が広がり、1日に約500隻の船が行き交う様子や対岸から昇る朝日、門司港の夜景など、時間とともに表情を変える景色を施設内のさまざまな場所から楽しむことが可能となっている。
そのほか、水面が海と一体となるような設計のインフィニティプールは、関門橋や対岸の門司港、目の前を行き交う船舶など、人の営みと自然が融合した景色を眺めながら、くつろぎの時間を味わうことが可能となっている。
全天候型屋内プールはふぐをモチーフとしたデザインが特徴で、外に飛び出した全長約30メートルのウォータースライダーを完備。
小さな子どもも遊べる浅いプールや水の流れを使って遊ぶ遊具、幼児用のスライダーもあり、楽しみながら水に慣れることができ、子どものプールデビューにも最適としている。

【右】「ふぐプール」の内観
波のようなデザインが特徴の「なみなみテラス」は、芝生エリアや寝そべってくつろげるソファ、カウンター席を設え、海峡の景色を眺めながら過ごすことが可能。
また、「ふぐビーチ」は、砂浜のように砂が敷き詰められ、子どもがはねて遊べる「ふわふわドーム」やソファ、植栽をふぐの柄のように設えているという。

【右】「ふぐビーチ」の全景
そのほか同ホテルでは、ロケーションを活かしたコンテンツも提供。「はじめての関門海峡」は、船に乗って関門海峡の特徴や交通ルールを学べるアクティビティとなっている。
また、ふぐの展示種類数世界一を誇る市立しものせき水族館「海響館」の飼育員から、ふぐについて学んだスタッフによる「海響館講座」を毎晩開催。夜景を眺めながら食後のひとときを過ごせる、おつまみとドリンクのセットも提供し、朝から夜まで海峡を楽しむことが可能とのことだ。

【右】「海響館講座」のイメージ
■ホテル概要
所在地:山口県下関市あるかぽーと4番1号
客室数:187室(チェックイン15時/チェックアウト12時)
料金:1泊21,000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、食事別)
アクセス:JR下関駅より車やバスで約5分、福岡空港より電車で約90分
開業日:2025年12月11日
