新卒大学生を対象とした就活調査レポートサイト「就活総合研究所」および就活情報メディア「就活の教科書」を運営する、株式会社

Synergy Careerは、26卒と27卒の就活生を対象に、「就活とアルバイトに関する調査」を実施し、結果を公表した。

■アルバイト(長期インターンを含む)をしている割合

79.1%の就活生がアルバイトをしたことがあると回答。中でも27.3%の就活生は週4日以上アルバイトとして勤務していることがわかった。

アルバイト(長期インターンを含む)をしている割合

■就活が本格化しても、アルバイトを続ける割合

就活が本格化してもアルバイトを「勤務日数を減らさずに続ける」(35.3%)、「勤務日数を減らして続ける」(44.9%)と、合わせて80.2%の就活生がアルバイトを継続する意向を示した。

一方で、「就活が落ち着くまでは休む」(7.4%)、「辞める予定」(12.5%)と回答した就活生はあわせて19.9%にとどまり、多くの学生が就活とアルバイトを両立させることを前提としていることが明らかに。

就活が本格化しても、アルバイトを続ける割合

■就活とアルバイトの優先順位の割合

就活とアルバイトのどちらを優先するかについて、「非常に就活を優先する」(31.6%)、「やや就活を優先する」(41.2%)と回答した就活生はあわせて72.8%にのぼった。多くの就活生が、アルバイトを続けながらも就活を第一優先に考えて行動していることが判明。

一方で、「ややバイトを優先する」(2.9%)、「非常にバイトを優先する」(2.2%)と回答した学生は合わせて5.1%にとどまり、就活よりアルバイトを重視する学生はわずかであることがわかった。

就活とアルバイトの優先順位の割合

■就活はお金が必要だと思う割合

「就活はお金が必要だと思うか」という質問に対して、「非常にお金が必要だと思う」(27.9%)、「ややお金が必要だと思う」(43.0%)と回答した学生は、あわせて70.9%に上る結果に。7割の就活生が、就職活動には経済的負担が伴うと感じていることがうかがえる。

交通費や宿泊費など出費が増えるなかで、アルバイトを続けながら資金を確保しようとする学生が多いと同社は考察。

就活はお金が必要だと思うか

■就職先を意識してアルバイト先を選んだことがある割合

「就職先を意識してアルバイト先を選んだことがあるか」という質問に対して、「非常に意識して選んだことがある」(13.2%)、「やや意識して選んだことがある」(32.4%)と回答した学生は、あわせて45.6%。

半数近くの就活生が、「社会経験を積む」「業界理解を深める」など、就職を見据えた学びの場としてアルバイトや長期インターンを選択していることが判明。

一方で、「あまり意識して選んでいない」(22.1%)、「全く意識して選んでいない」(19.9%)と回答した学生は42.0%で、依然としてアルバイトを「収入を得る手段」として選ぶ学生も多いことが示された。

就職先を意識してアルバイト先を選んだことがあるか

■アルバイト経験が将来のキャリアに役立つと思う割合

「アルバイト経験が将来のキャリアに役立つと思うか」という質問に対して、「非常に役立つと思う」(16.9%)、「やや役立つと思う」(46.3%)と回答した就活生は、あわせて63.2%に。この結果から、アルバイトは「社会人としての第一歩」として考えている学生も多いことがわかった。

また、「あまり役立たないと思う」(7.4%)、「全く役立たないと思う」(2.9%)と回答した学生は10.3%にとどまり、少数派であることが明らかになった。

アルバイト経験が将来のキャリアに役立つと思うか

<参考>
Synergy Career『就活とアルバイトに関する調査