東急は、東急線各駅の改札機リニューアルに合わせ、デジタルチケットサービス「Q SKIP」とクレジットカードなどのタッチ決済による乗車に対応した改札機を順次増設すると発表した。リニューアルは2026年度末までに完了する予定だという。

同社は、2023年8月にQRコードによるデジタルチケットサービス「Q SKIP」を導入し、2024年5月からはクレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスも開始している。利用者の増加に伴い、これまで東急線全駅の改札口に原則1台(合計151台)設置していた対応改札機を拡充し、最終的に389台へ増設するという。
今回のリニューアルでは、経年更新を目的に改札機の表示器サイズを約2倍に拡大し、視認性を高める。リニューアル完了後は、東急線全体で計708台の改札機のうち、約55%にあたる389台が「Q SKIP」とタッチ決済に対応する見込みとのことだ。初回導入駅は多摩川方面改札口のある武蔵新田駅。

「Q SKIP」は、販売サイト上で事前に乗車券をクレジットカード決済し、QRコードを改札機にかざして通過できるサービス。1日乗車券や、沿線の商業施設・観光施設の入場チケットと乗車券がセットになった商品も取り扱っている。