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クリニックフォアグループは、花粉症の548名を対象に、「秋花粉症に関する調査」を実施し、結果を公表した。
■花粉症の人のうち、春に症状が出る人は70%、秋に症状が出る人は36%
花粉症の548名に、どの時期に花粉症の症状が出るかを調査。その結果、春の花粉症(スギ・ヒノキ花粉など)は70%、秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなど)は36%となった。

■秋花粉症の症状として「咳」「喉の痛み」も特徴のひとつ。一方でその認知度は1割にとどまり、風邪と誤認してしまう可能性が高いことが明らかに
秋花粉症の症状として、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、目のかゆみやごろごろとした異物感、鼻づまりなどの症状の認知度は半数を超えた一方で、秋の花粉症の特徴でもある「咳」や「のどの痛み」を知っている人は約1割に留まる結果に。
この結果に同社は、秋花粉症の症状として「咳」や「喉の痛み」などの症状があらわれた際、風邪と誤認してしまう可能性が高いと考察。

■2人に1人が「かくれ秋花粉症」の可能性があることが判明
秋花粉症では、鼻水・くしゃみ・鼻づまり、目のかゆみといった症状が中心にあらわれ、風邪の場合は数日で症状が改善することが多いのに対し、花粉症はアレルゲンにさらされている限り長期間症状が続くという。
そこで、「アレルギー検査をしていないが、秋に花粉症の症状がでないと思っている人」312人を対象に、秋にくしゃみ・鼻水・咳・喉の痛みなどの症状が長引くことがあるか質問。その結果、48%の人が長引くことがあると回答した。
この結果から同社は、花粉症の人のうち2人に1人が秋花粉症と自覚していない「かくれ秋花粉症」の可能性があることがわかったとしている。

【調査概要】
調査名 :秋花粉症に関する調査
調査対象:花粉症の人 548名
調査期間:2025年9月26日~2025年9月30日
調査方法:インターネット調査
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合あり。
<参考>
クリニックフォア調べ『秋花粉症に関する調査』