パブリックテクノロジーズは、石川県小松市と連携し、「南部乗合ライドシェア実証実験」を11月4日から開始すると発表した。

石川県小松市でライドシェアの実証実験を11月4日から開始

同実証は、国土交通省の「交通空白解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」の一環として実施するとしている。

実証対象となるのは、小松市南部の符津・矢田野・粟津・那谷の各校区で、同社のAI配車システム「パブテクAI配車」を活用し、乗合ライドシェアの運行を支援するという。

運行は月曜から金曜の平日の日中に実施され、午前・午後で異なる料金体系を導入。電話とアプリの両方で予約が可能で、ドアツードアのサービス提供を行うとのことだ。

利用イメージ

小松市南部地域では、既存の公共交通が減便される一方、鉄道やバスの本数が少ない「交通空白地域」が存在しており、地域住民の移動手段確保が課題とされてきた。

同実証により、地域住民の日常的な移動手段を確保するとともに、観光客など来訪者の交通ニーズにも応えることで、路線バスの大幅な減便やドライバー不足といった、交通空白地域の課題解決に取り組むとしている。

今後は、南部地域で得られる運用知見をもとに、同様の取り組みを全国の交通空白地域の解消に貢献するとのことだ。

■実証概要

実証期間:2025年11月4日~2026年1月30日
運行日時:月~金曜日8:00~17:00(祝日、年末年始を除く)
利用料金:午前300円~/午後200円~
対象エリア:小松市南部(符津・矢田野・粟津・那谷校区)
対象者:市民・来訪者(誰でも利用可能)
乗車方法:電話またはアプリ
運行形態:乗合ライドシェア