INDEX
オンデーズは、9月1日の「防災の日」にむけて視力矯正を行う20代~70代の男女1,511名を対象に「目の防災」に関する実態を全国調査を実施し、結果を公表した。
■7割以上の人が防災用品を準備。年代別では70代が最も多く約9割、30代以下はわずか約6割
「自宅に水や懐中電灯など何らかの防災用品を備えているか?」という質問に対し、「備えている」が73.1%、「備えていない」が26.9%という結果に。
年代別でみると、最も備えているのが70代で「備えている」が90.2%、次いで60代が81.2%、50代が75.5%となった。一方で、20代は「備えている」が59.7%、30代は59.1%と世代間で防災意識に差が生まれていることが明らかに。

【右】自宅に水や懐中電灯など何らかの防災用品を備えているか(年齢別)
■視力矯正をしている人のうち、災害用に予備メガネを準備している人は約4割。一方、「備えたほうが良い」と考えている人は約8割も
「災害時に備えた予備のメガネの準備は必要だと思うか」という質問では、「必要だと思う」が79.0%、「必要だと思わない」が21.0%と回答。
一方で「災害時に備え、予備のメガネを準備しているか?」という質問に対し、「備えている」が43.2%、「備えていない」が56.8%という結果に。

【右】災害時に備え、予備のメガネを準備しているか
多くの人が予備メガネの重要性を理解しているにもかかわらず、実際の備えには必ずしも結びついていない実態が明らかになった。
■メガネを備えていない理由は「メガネは1本しか持っていない」「備える発想がなかった」が上位に
「災害時に備え、予備のメガネを準備していない理由」という質問の回答は、「メガネは1本しか持っていない」が最も多く36.6%、次いで「忘れていた/備える発想がなかった」が26.2%と続く。

■過去に災害を経験した人は半数以上が予備メガネを準備準備のきっかけは「メガネが無くて困った経験」や「災害ニュースを見て危機感を持った」が多く、実体験が行動を促すことが明らかに
「これまでに大きな災害によって被害を受けた経験はあるか?」という質問に対し、「被害を経験したことがある」と回答した人は、半数以上が災害時に備え予備のメガネを準備している結果に。
また、予備のメガネを準備するきっかけとしては、「メガネが無くて困った経験」や「災害ニュースを見て危機感を持った」が多く、災害時に視力を失うことがどれほど生活に支障を与えるかを具体的に想像できる実体験が行動を促すことが明らかとなった。

【右】予備のメガネを準備するきっかけ
■都道府県別では、防災用品を備えている人が多いのは静岡県・栃木県・高知県予備メガネを備えている人が多いのは石川県・宮城県・佐賀県
「自宅に水や懐中電灯など何らかの防災用品を備えているか?」という質問を都道府県別で比較すると、静岡県が最も「備えている」と答えた割合が高く90.6%、次いで栃木県が87.9%、高知県が87.5%と続く。
一方で、「災害時に備え、予備のメガネを準備しているか?」という質問を都道府県別で比較すると、石川県が最も「備えている」と答えた割合が高く68.8%、次いで宮城県が61.1%、佐賀県が59.4%となった。

【右】災害時に備え、予備のメガネを準備しているか?(都道府県別)
■コンタクトユーザーのうち外出時にメガネを常に持ち歩く人はわずか約1割。一方で、避難や帰宅困難時にメガネがなかった場合、約8割が「生活に支障が出る」と回答日常的な携帯習慣の必要性が浮き彫りに
日常生活の中でコンタクトを使用することが多い人に、「外出時にメガネを持ち歩くか。」と質問したところ、「常に持ち歩いている」と回答した人はわずか12.2%、「持ち歩いていない」と回答した人が56.9%という結果に。
一方で、「非常時(避難所・帰宅困難時など)でメガネがなかった場合、どれくらい生活に支障が出ると思うか?」という質問に対し、「非常に大きな支障がある/ある程度支障がある」と回答した人が78.8%と、日常的な携帯習慣の必要性が浮き彫りとなった。

【右】非常時にメガネがなかった場合、どれくらい生活に支障が出ると思うか?
【調査概要】
調査名:目の防災に関する実態調査
調査期間:2025年8月8日〜8月12日
調査対象:全国20歳~79歳の視力矯正を行っている男女
回答数:1,511人
実施機関:インテージ
その他:都道府県均等割付
調査方法:インターネット調査
<参考>
オンデーズ『「目の防災」に関する実態を全国調査』