東京センチュリーは、伊藤忠商事、大阪ガスと共同出資する千里蓄電所が、商業運転を開始したと発表した。

千里蓄電所は、大阪ガスネットワークが所有する千里供給所(大阪府吹田市)内に位置する、定格出力11MW・定格容量23MWhの系統用蓄電所で、リチウムイオン電池を採用している。再生可能エネルギーの出力変動に対応するための電力需給調整を担うという。
同事業は、2023年に環境共創イニシアチブが公募した「令和4年度補正再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金」に採択されたもので、必要な工事と手続きを経て、今回の商業運転開始に至ったとしている。
■事業概要
蓄電所所在地:大阪府吹田市山田北18-1大阪ガスネットワーク千里供給所内
定格出力:11MW
定格容量:23MWh
電池方式:リチウムイオン電池
敷地面積:約2,200平方メートル
出資者の主な役割:
・伊藤忠商事/蓄電池・PCSの調達、メンテナンス
・大阪ガス/蓄電池の運用、電力市場での取引
・東京センチュリー/事業性評価、事業会社運用のサポート