パナソニック ホームズは、兵庫県宝塚市と連携し、宝塚市にある「中山台ニュータウン」において、公民連携の付加価値創出型ニュータウン再生事業を8月1日からスタートすると発表した。

兵庫県宝塚市「中山台ニュータウン」現地空撮

同ニュータウンは、1970年に開発された大型分譲団地で、55年目を迎える現在、住民の高齢化や施設の老朽化、自治会や交通利便性の機能低下といった課題を抱えているという。

同事業では、住民の困りごとやニーズに応えながら、まちの持続と発展を意味する“生生発展”を目指し、付加価値創出型のエリアマネジメントを主軸とした事業スキームを展開するとしている。

また同事業の皮切りとして、パナソニック ホームズは、クラレが所有する同ニュータウン内の全施設と用地を購入する売買契約を締結。今後は、施設のリニューアルやテナント誘致、地域イベントの開催を通じて、多世代が交流できるコミュニティ形成を促すとのことだ。

さらに、2026年3月末を目途に、同再生事業の目的・趣旨に賛同する企業・団体で構成する「中山台エリアプラットフォーム(仮称)」を設立し、エリアの活性化に向けた検討を進めていくという。

将来的に同プラットフォームは、エリアマネジメントの中核を担う「中山台エリアマネジメント組織(仮称)」(以下、AM)を設立し、ウェルネス・モビリティ・コンシェルジュなど7分野横断型のタウンサービスを展開するとしている。