東急バスは、2025年7月より、乗務員・事務員・整備士全職種の初任給引き上げに加え、在籍従業員の賃金引き上げを実施したことを発表した。

東急バス、全職種を対象に初任給・在籍従業員の賃金を引き上げ

今回の大幅引き上げは、昨年に続いて2年連続となり、路線バス運賃改定による増収分を充当して実施したという。

■賃金引き上げ概要

全職種を対象に初任給および在籍従業員の賃金を以下のとおり引き上げ。乗務員は今回の初任給改定で年収約20万円(昨年分を加えると約100万円)増額の見込みとなっている。

●在籍従業員
定期昇給を含め、平均17,800円の賃金引き上げを実施。(昇給率+6.0%相当)

●初任給

初任給

なお同社は、2024年8月より「乗務員150名採用プロモーション」を実施。目標の約9割である132名が入社見込みとなっているが、事務員・整備士も含め継続的に採用強化に努めていくとしている。

また、2025年はさらなる人財定着と離職防止を図るための各種取り組みを講じ、働きたいと思える企業づくりを目指すと共に、従業員が安心して長く働くことができる環境整備を進めていくとのことだ。