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Haleonジャパンは、歯がシミることに関する実態やそのケアに対する認識・行動を明らかにするため、「歯がシミる症状に関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■20~30代の約60が「歯がシミる」と回答
歯がシミる経験について、20~30代の61%が「2~3カ月に1回以上シミることがある」と回答し、若い世代ほど症状を感じる割合が高いことが判明した。また、49%が「1カ月に1回以上」、33%が「1週間に1回以上」歯がシミると回答。

■20~30代で歯がシミる人のうち約80%が症状を放置
歯がシミると回答した20~30代のうち、知覚過敏用の歯磨き粉を使用しているのは21%にとどまった。同社は、症状をスルーする「#知覚過敏スルー界隈」の一員にならないために、歯科医院で診断を受けたうえで適切なケアを行う重要性を指摘している。

■シミる症状は「一時的なもの」と認識。若い世代は口臭・見た目を重視する傾向に
知覚過敏症状について、どのように考えているか聞いたところ、「シミる症状は一時的なもので、特にケアをしなくても自然治癒する」と回答した人が20%だった。
また、20~30代の歯磨き粉へのニーズでは、1位が「口臭/口のにおい」、2位が「歯の黄ばみ/着色汚れ」となった。
特に、若い世代では、外見やエチケットに関わることを気にする傾向があり、知覚過敏ケアへの意識が低いことが明らかに。

■実生活において、歯がシミることで53%が食事中に弊害。虫歯・歯周病のリスクの高まりも
20~30代で歯がシミることがある人に気を付けていることを聞いたところ、「シミる歯を避けて飲み物・食べ物を摂取する」、「シミる原因になる食べ物は摂らないようにしている」など、いずれかを選択した人は53%にのぼり、半数以上の人が食事シーンで影響を受けていることがわかった。
また、「シミる歯は優しく磨くようにしている」との回答もあり、歯磨き習慣にも影響が出ている様子がうかがえる。
同社は、シミる歯をかばってしまうことで歯の磨き方に影響が出て、このような状態が続くと将来的に虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があると指摘している。シミる症状が知覚過敏によるものである場合、適切なケアを行うことが大切だと考察している。

【調査概要】
調査方法:WEB調査(Haleonジャパン調べ)
調査実施日:2024年12月~2025年1月
エリア:全国
有効回答数:4,000サンプル
調査対象:20歳〜74歳の男女(6ヶ月以内に歯磨き粉購入者かつ銘柄選択者)
※本文中のグラフの構成比は、小数点以下を四捨五入しているため、必ずしも合計が100%にならないものもある。
<参考>Haleonジャパン『歯がシミる症状に関する実態調査』