KDDIとローソンは、KDDIが7月1日に新本社をグランドオープンする「TAKANAWA GATEWAY CITY」内のTHE LINKPILLAR 1 NORTH 6階に、未来のコンビニ「Real×Tech LAWSON」1号店「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」を開店したと発表した。

「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」

同店では、ローソン店舗、高輪のマチが持つ多様なデータを、KDDIの持つ通信やテクノロジーの「つなぐチカラ」で連携・循環させることで、顧客に新しい体験を提供するという。

店内では、AIカメラを用いて顧客の行動に応じた商品を推薦する「AIサイネージ」やタッチ操作で商品情報を表示する「プライスレール連動サイネージ」など、ローソン初となる複数のリテールテックを導入。また、天気や電車の遅延情報など、地域の情報を提供するサイネージも設置するという。

さらに、リモート接客サービス「Pontaよろず相談所」や生成AIを活用した「AI Ponta」による情報提供、3Dアバターによる年齢認証対応など、デジタル技術を活用したサービスも展開するとのことだ。

店舗運営においては、飲料陳列や調理、清掃を担うロボットの導入やAIエージェントによる業務量の分析・最適化を行うことで、省人化と効率化を図るとしている。

また、サステナビリティの観点から、廃棄ユニフォームを再利用した床材やサステナブル商品専用のゴンドラを設置するなど、環境への配慮も行うという。

KDDIは、7月に新本社内の社員専用フロアにも同様のローソン店舗を開設予定。両店舗での実証結果をもとに、高輪エリア全体の課題解決やイノベーション創出を目指すという。さらに将来的には、国内外への展開も視野に入れ、他店舗への導入拡大を計画しているとのことだ。