ファミリーマートは、宮城県、ヤマト運輸新宮城主管支店、ふうどばんく東北AGAINなどと連携し、フードドライブにおける食品の集荷・輸送に関する実証実験を開始したと発表した。

「宮城フードドライブ連携チャレンジ」開始

同実験は、フードドライブにおける輸送の効率化と運用負荷の軽減を目的として実施される。対象となる回収拠点は、宮城県南部のファミリーマート17店舗に加え、東日本放送および宮城テレビ放送である。

回収された食品は、ヤマト運輸のセールスドライバーが集荷し、協力団体である「ふうどばんく東北AGAIN」および「亘理町社会福祉協議会」へ配送される。実験期間は、2025年6月23日から2026年2月末までを予定しているとのことだ。

同社は、2010年4月に宮城県と包括連携協定を締結して以来、県の推進する様々な取り組みに協力してきた。同実験は、宮城県環境生活部循環型社会推進課からの提案を受け、フードドライブにおける物流の課題解決を目指すものだという。

なお、同実験の結果をもとに、2026年度以降には宮城県内での取り組みをさらに拡大することも視野に入れており、より多くの地域でフードドライブが活性化することによる、食品ロスの削減と地域社会への貢献が期待されているとのことだ。

■実施概要

回収場所
・ファミリーマート宮城県南部17店舗(白石市、蔵王町、角田市、丸森町、亘理町、山元町)
・東日本放送、宮城テレビ放送

配送方法
・回収場所に寄付された食品を、ヤマト運輸のセールスドライバーが集荷
・集荷後、協力団体であるふうどばんく東北AGAIN、亘理町社会福祉協議会へ配送

実験期間
2025年6月23日〜2026年2月末

参画団体
宮城県、ヤマト運輸新宮城主管支店、ふうどばんく東北AGAIN、ファミリーマート、東日本放送、宮城テレビ放送、亘理町社会福祉協議会