マツシタ靴店は、地域共生型の複合施設「and SEA(アンドシー)」を小田原市栄町に開業すると発表した。

同施設は、創業107年の老舗「マツシタ靴店」を再生し、街と海、記憶と現在をつなぐ“新しい接点”として構想されたという。
建物は軽量鉄骨造3階建てで、1階は店舗区画、2階・3階には1LDKのレジデンス(全4戸)を配置。外観にはスチールとガラスを用いたインダストリアルなデザインが採用され、小田原の城下町の景観に自然と溶け込むよう設計されたとのことだ。
レジデンスは天井高を確保し、一部構造体を露出させた開放的な間取りを採用。また、内装はラフな仕上げで統一し、住まい手が自分らしくカスタマイズできるよう“余白ある空間”を実現。SOHO利用やペット共生も相談可能とされている。

1階の101区画には、マツシタ靴店が現代的な装いで新店舗をオープン。地元で人気の“ギョサン(漁業従事者用サンダル)”など、海と日常をテーマにしたアイテムを展開予定で、「記憶と現在をつなぐ」という施設のコンセプトを体現する存在として位置づけられているという。
■物件概要
施設名:and SEA(アンドシー)
所在地:神奈川県小田原市栄町1-16-33
構造:軽量鉄骨造 地上3階建て
用途:1階 店舗/2階・3階 レジデンス(1LDK×4戸)
設計施工:LDKテック(デイトナハウス×LDK)
開業日:2025年6月下旬(予定)