ペンマークは、全国のZ世代(大学生・社会人)594名を対象に、「チャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査」を実施し、結果を公表した。

チャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査

■調査結果

指導的な立場の人(例:先輩、社員、先生など)からチャットで「了解。」という返信が来た場合、どのように感じるかを質問したところ、最も多かったのは、「特に何も思わない・普通だと感じる」が258人(60.6%)となった。

次いで「少し冷たい・事務的だと感じる」153人(35.9%)、「丁寧で良いと感じる」15人(3.5%)という結果に。

この結果から、多くの人は「了解。」というシンプルな返信を特に問題視していないものの、3人に1人以上はネガティブな印象を抱いていることがわかった。

チャットで「了解。」という返信が来た場合、どのように感じるか

昨今、チャットやSNSなどテキストコミュニケーションにおける句点「。」の使い方が、相手に意図せず威圧感や冷たさを与えてしまう「マルハラ(マルハラスメント)」が話題となっており、背景には世代間のコミュニケーションスタイルの違いが指摘されているという。

若年層は句点を使わない短文でのテンポの良いやり取りに慣れている一方、上の世代はメール文化などの影響で句点を自然に使う傾向があり、このようなスタイルの違いが句点を含むメッセージに対して「冷たい」「怒っているのでは」といった感情を抱かせる一因に。

同社は、今回の「了解。」という一言に対する意識調査の結果は、まさにこの現象を裏付けるものと言えるとし、世代や相手との関係性に応じて柔軟な表現を心がけることが、誤解を防ぎ良好な関係を築く上で重要になると考察している。

<参考>
ペンマーク『チャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査