三井不動産は、兵庫県尼崎市にて「三井不動産ロジスティクスパーク尼崎Ⅰ」が竣工したこと発表した。
同施設は、入居テナントである関通が1棟を賃借し、関通の兵庫県尼崎エリアの3PL事業の重点注力拠点と位置づけ、新たな収益の柱としていく予定だという。

同施設は、阪神高速3号神戸線の尼崎西出入口から約1.2㎞、名神高速の尼崎ICから約4.5㎞と高速道路へのアクセスに優れ、大阪中心部や港にも近い場所に立地しており、大阪・神戸への市内配送のみならず関西全域への広域配送まで幅広い物流ニーズに対応することが可能としている。
また、阪神電鉄本線の出屋敷駅から徒歩10分と雇用確保においても好条件とのことだ。

同施設の1階トラックバースは45ftコンテナ車両に対応。河川洪水や高潮の洪水が発生した場合でも浸水しないように1階床レベルを設定しており、72時間対応の非常用発電機や受変電設備は、高潮(破堤時)の最大浸水レベルを想定して屋上に設置している等BCP対応も充実しているという。
また、エントランスやラウンジを中心に木やグリーンを取り入れ、3階にはWi-Fi利用可能な従業員ラウンジを設置するなど、快適で働きやすい環境を提供するとのことだ。

環境にも配慮しており、屋根全面に太陽光パネルを設置し施設全体の使用電力を実質的に再生可能エネルギーでまかなうとしている。こうした取り組みによってDBJ Green Building認証(4つ星)、「ZEB」認証の取得も予定しているとのことだ。

■施設概要
名称:三井不動産ロジスティクスパーク尼崎Ⅰ(MFLP尼崎Ⅰ)
所在地:兵庫県尼崎市西向島町15-8
敷地面積:16,694.54平方メートル
延床面積:35,929.95平方メートル
規模・構造:4階建て・S造