阪急阪神不動産は、京都市伏見区において新たな物流施設「ロジスタ京都伏見」の建設工事に着手したと発表した。

竣工は2026年7月末の予定だという。

外観イメージ

同施設は、名神高速道路「京都南IC」から約5.9km、第二京阪道路「伏見IC」から約6.4kmに位置し、関西圏および京都市中心部へのアクセスに優れているとしている。京都市内は特にまとまった物流用地の確保が難しい中、四条河原町から約12kmの立地は市内配送拠点としても利便性が高いとのことだ。

位置図/案内図

施設は地上4階建て、延床面積約11,100平方メートルで、床荷重1.5t/平方メートル、天井高5.5m、柱間隔11.6m×11.3mの汎用性の高い設計としている。また、高スペックの荷物用エレベーターや垂直搬送機を備え、効率的な縦搬送が可能だという。

1階のトラックバースは車庫証明の取得が可能で、駐車場としても利用できるため、多様なテナントニーズに対応できるとのことだ。

共用部には、従業員用のラウンジやトラックドライバー用の休憩室などを設け、同施設で働く人の利便性や快適性の向上を図るとしている。

従業員用のラウンジイメージ

環境配慮の面では、屋上に太陽光パネルを設置し、発電した電力を自家消費するほか、館内照明にLED、高効率な空調設備を採用し、ZEB Readyの環境認証を取得予定だという。また、エントランスには京都産の杉を用いた天然木ルーバーを採用し、地産地消にも寄与するとのことだ。

エントランスイメージ

■施設概要

所在地
京都府京都市伏見区久我西出町7番4他

交通
名神高速道路「京都南IC」まで約5.9km
第二京阪道路「伏見IC」まで約6.4km

敷地面積
約5,000平方メートル(約1,500坪)

延床面積
約11,100平方メートル(約3,400坪)

構造規模
S造・地上4階

施設タイプ
ボックスタイプ(地上階に設置された荷物輸送トラックがバースに接車し、垂直搬送機等を使って2階以上のフロアに荷物等を搬送する物流施設のこと)

竣工
2026年7月末(予定)