学情は、企業・団体の人事担当者を対象に「20代を対象としたキャリア採用」についてインターネットアンケートを実施し、その結果を公表した。
■20代キャリア採用実施の理由、トップは「キャリア採用強化」と「新卒採用だけでは若手が充足できない」
20代を対象にしたキャリア採用を実施している理由は、「キャリア採用(経験者採用・第二新卒などの採用)強化のため」と「新卒採用だけでは、若手採用を充足できないから」が、僅差で並び2トップに。新卒採用に苦戦して若手キャリア採用に乗り出した企業が多いことがうかがえる。
次いで「欠員補充のため」が41.2%、さらに「事業拡大に基づく人材確保のため」「通年採用を実施しているから」などが僅差で続いた。

■20代キャリア採用で入社後に期待することは「中長期的な戦力になること」がトップ
20代を対象にしたキャリア採用において入社後に期待することは、「中長期的に戦力になること(育成を前提として長く働いてくれること)」が83.0%で、突出して高い数値に。
2位は「新卒学生よりも早期での戦力化」で46.0%だった。以下、「素直さ」が40.2%、「社内に新しい風を吹き込んでくれる」が37.6%、「若い世代ならではの新しいアイディア・意見・提案」が33.4%と続いた。
同結果から、即戦力としてよりも、新卒の不足分を補おうとしている企業が多いことが分かった。

【調査概要】
調査期間:2025年3月24日~2025年4月16日
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:338社
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
<参考>学情『20代を対象としたキャリア採用』