キャッシュレス決済端末の情報メディア「StorePro」 は、店舗経営者を対象に「キャッシュレス決済端末の手数料率およびコストパフォーマンス」に関する調査を実施し、結果を公表した。

「キャッシュレス決済端末の手数料率およびコストパフォーマンス」に関する調査

■キャッシュレス決済端末の操作性・使いやすさに関する調査結果

同調査では、飲食店、美容室、小売店などの現場で端末を実際に使用してきた経営者・運営者を対象に、自由記述形式でフィードバックを収集。その内容をテキストマイニングによって分類・定量化したという。

その結果、「決済手数料に満足している」と回答したユーザーは全体の29.3%にとどまり、約6割が「可もなく不可もなく」といった中立的な印象を持っていることが判明。

また「不満」と回答した割合も14.2%存在しており、導入を検討する店舗にとって、料金体系の透明性や業種ごとの収益性との兼ね合いが大きな関心事項であることがうかがえたとしている。

キャッシュレス決済端末の決済手数料・コスパへの印象

「導入費用ゼロ」「月額費用なし」が好評価—コストパフォーマンスの満足度は43.8%

導入後のコストパフォーマンスについては、43.8%のユーザーが「満足している」と回答。これに対し、「不満がある」としたのはわずか8.3%にとどまっており、実際の運用後には比較的良好な印象が持たれている結果となった。

■「中立層」の存在が示す、価格以外の要因—ブランディングや信頼性が意思決定を左右

いずれの項目においても「中立」と回答したユーザーが過半数を占めたが、これは価格や費用面に関する評価だけでなく、操作性、サポート体制、ブランド信頼性といった要素が意思決定に与える影響の大きさを物語っていると同社は考察。

導入時にコストだけで判断するのではなく、自店舗の客層や業種との親和性、端末提供企業の信頼性、将来的な拡張性まで視野に入れて選定している経営者が多いと推察できます。

<参考>
出典:StoreProキャッシュレス決済端末の操作性に関する調査