僕と私とは、全国のZ世代3,000人を対象に、SNS広告に関する調査を実施し、その結果を公表した。

■Z世代の約3割がSNSに購買行動を促されたことがある

同調査で、これまでにSNSで広告を見て商品を購入したことがあるか聞いたところ、30.2%のZ世代がSNSをきっかけに商品を購入したことがあると回答した。

これまでにSNSで広告を見て商品を購入したことがあるか

■商品購入のきっかけとなるSNSはInstagramがトップ

広告を見て商品を購入したことのあるSNSについて聞いてみたところ、Instagramが1番多く、17.2%という結果に。次いでYouTubeが13.4%、TikTokが10.3%と続いた。LINEやXは、利用者は多いものの10%を割り、購買に対する広告の影響度は比較的少ないことが明らかになった。

広告を見て商品を購入したことのあるSNS

■「広告っぽさ」のある投稿で購買意欲が高まるZ世代はわずか14.6%

SNS広告をきっかけに商品を購入した経験のあるZ世代500人に、SNS上で“広告っぽさ”があると購買意欲はどう変化するか聞くと、「購買意欲が高まる」と答えたのは14.6%にとどまり、「購入意欲が少し下がる」「購入意欲が完全になくなる」と答えたのは43.4%という結果に。

SNS上で“広告っぽさ”があると購買意欲はどう変化するか

“広告っぽい”と感じる投稿が購入意欲を下げたと回答した人に、その理由を聞いてみると、「宣伝がおしつけがましく感じた」が48.9%、「広告である時点で信頼できない」が47.9%と、いずれも過半数近い数字になった。

“広告っぽい”と感じる投稿が購入意欲を下げた理由

■Z世代が「広告っぽい」と感じるのは「インフルエンサーが不自然に商品を紹介しているもの」

Z世代が広告っぽいと思う要素を聞いてみると、「インフルエンサーが不自然に商品を紹介しているもの」が41.6%で最も多く、次いで「急に割引やキャンペーン情報を押し出すもの」が35.6%、「企業アカウントが投稿しているもの」が35.4%、「PRや広告表記があるもの」が35.0%と続いた。

Z世代が広告っぽいと思う要素

<参考>
僕と私と『Z世代の4割が“広告っぽさ”が強い広告は「購買意欲が下がる」と回答。SNS広告について大調査!