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RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』は、最新のZ世代調査として「103万の壁」に関する調査を実施し、その結果を公表した。
現在、収入が年間103万円を超えると扶養控除から外れ、家族の税負担が増す「103万の壁」が存在し、働く時間と収入の調整に悩む学生も少なくないという。
そのような状況の中で、同社は「103万の壁」に対する現役大学生の意識について調査を実施したという。
■アルバイトをしている大学生、最も多かった平均月収は「8万円台」
「月に平均どのくらい収入を得ているか」という質問に対し、「5万円台」が14%、「6万円台」が14%、「7万円台」が13%、「8万円台」が16%、「10万円台」が13%という結果に。

■週平均「12時間以上18時間未満」働いている学生が最多
週に平均何時間働いているか聞いたところ、全体の26%が「12時間以上18時間未満」と回答し最多に。

■アルバイトをしている大学生の95%が「103万の壁」を意識して収入を抑えている
「年間の平均収入」については、24%の大学生が「90万円以上103万円未満」と回答。また、「103万円以上」と回答したのは全体のわずか5%にとどまり、95%の学生が「103万の壁」を超えないよう働いている実態が明らかに。

■アルバイトをしている大学生の57%が「昨年、時給が上がった」と回答
昨年、働いている職場で時給が上がったか聞いたところ、アルバイトをしている大学生の57%が「上がった」と回答。そのうち、多くの学生が「50〜100円程度」時給が上昇したと回答した。

もし103万の壁が改善されたとして、現在の賃金に納得できるか聞いたところ、アルバイトをしている大学生の55%が「納得している」と回答。
その理由としては、以下のような声が寄せられた。
・元々比較的時給が高い職場で働いているから。
・103万の壁に自分がそもそも辿り着けていないため、正直人ごと感がある
・103万の壁がなくなるなら、その分賃金もあげる必要があると思うから。
・時給は徐々に上がっているから、今で十分です。ただ沢山働きたいから上がらないと困る

【調査概要】
調査日:2025年2月11日
調査機関(調査主体):サークルアップ運営(RECCOO)
調査対象:アルバイトをしている大学1年〜4年の大学生
有効回答数(サンプル数):300人
調査方法:サークルアップのアンケートオファー
<参考>RECCOO『「103万の壁」に関する調査レポート』