ヒトトヒトホールディングスは、三井不動産と業務提携協定を締結したと発表した。協定の締結日は2025年3月26日であり、商業施設やアリーナにおける来場者満足度および企業価値の向上を目的としているという。

ヒトトヒトホールディングス、三井不動産と業務提携

同提携により、ヒトトヒトは三井不動産が運営する「三井ショッピングパーク ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」などの商業施設、およびアリーナ施設において、警備や清掃、施設管理、人材供給といった業務の連携を強化するとしている。これにより、施設の現場対応能力や運営ノウハウの向上を通じて、顧客満足度のさらなる向上が期待されるとのことだ。

ヒトトヒトは1974年の創業以来、明治神宮野球場をはじめとするスタジアム・アリーナの試合運営や施設管理業務を担ってきた。また、2000年以降は三井不動産の商業施設においても業務実績を重ねてきたという。

今後は、三井不動産が運営する商業施設やアリーナでの催事や臨時店舗に向けて、スタジアム運営で得た知見を活かした販売スタッフの教育・供給体制の構築も検討していくとしている。

さらに、ヒトトヒトが展開する移動体通信サービスの販売などの店舗運営代行業務を活用し、三井不動産の商業施設内における人材不足の課題にも対応する考えを示している。具体的には、テナント企業への人材供給や、スタッフ不足に悩む店舗への運営代行の提供を想定しているとのことだ。