カインズは、公益財団法人日本聴導犬推進協会に所属する聴導犬候補犬の訓練に協力したと発表した。

同社による聴導犬候補犬の訓練協力は今回が初めてであり、埼玉県鶴ヶ島市にある大型店舗「カインズ 鶴ヶ島店」にて、2025年2月20日、3月6日、3月21日の3回にわたり実施されたという。訓練では、営業中で混雑する店内において、候補犬が人とともに買い物を行う想定で、階段やオートスロープ、フードコートなどの設備を使った介助動作の訓練が行われたとのことだ。
訓練に参加したのは、ラブラドール・レトリバーの聴導犬候補犬「睦月(むつき)」で、2025年3月時点で1歳2カ月のメスだという。トレーナーとともに店舗内を歩行しながら、実際の生活環境に近い状況での動作確認が行われたとしている。

カインズは、人とペットが共生するコミュニティの実現を掲げており、自治体や関連団体と連携した取り組みを継続して行っている。今回の訓練協力は、聴導犬を含む補助犬とそのユーザーの生活支援を目的とした活動の一環であるとのことだ。