石川県小松市、BOLDLY、ティアフォー、アイサンテクノロジーおよび損害保険ジャパンは、自動運転バスのレベル4走行に向けた取組みを進めている。
今回、同社らが使用する自動運転バス「Minibus」について、小松駅・小松空港間の一般道における、運転者を必要としない自動運転車「レベル4」としての認可を北陸信越運輸局から取得したと発表した。
同認可の対象は、小松駅から小松空港へ向かうルート全体および、小松空港から小松駅へ向かうルートの一部区間となる。

同認可は、道路運送車両法に基づき自動運転車「レベル4」としての認可を受けるもの。今後、道路交通法による「特定自動運行」に係る許可が得られた後、事前に定められたルート内で走行環境条件のもと、周囲の車両や歩行者を検知しながら、システムがすべての運転操作を実施する自動運転レベル4での運行が可能となる。
小松市、BOLDLY、ティアフォー、アイサンテクノロジーおよび損保ジャパンの5者は、北陸新幹線小松駅の開業に合わせ、小松駅・小松空港間のさらなるアクセス向上を図るため、2022年8月に自動運転バスの通年運行の社会実装を軸とした連携協定を締結。
その後、路線バスとしての運行を担う地域の交通事業者に対して、BOLDLYによるトレーニングを実施した後、2024年3月より小松駅・小松空港間において自動運転バスの有償での通年運行を開始。2025年2月末までに延べ1万8千人以上が利用したとのことだ。