サンゲツとミサワホームは、共同で100%リサイクル原料の人工木ウッドデッキ「フォレストウッド™」を開発したと発表した。発売は2025年度を予定しており、サンゲツはエクステリア商品の拡充・強化を進めるとのことだ。

フォレストウッド™は、ミサワホームが取り扱う再生木材とリサイクルチップに加え、サンゲツの見本帳のバインダー部分(ポリプロピレン)を再利用したリサイクル素材、建築廃材、その他のリサイクルプラスチックを組み合わせた人工木ウッドデッキ。天然木のような質感を持ちながら、耐朽性・耐候性に優れ、100%リサイクル可能な素材として資源循環型社会に貢献するという。
サンゲツは、内装材の見本帳を定期的に改訂しており、従来は産業廃棄物として処理されていた。2021年に「見本帳リサイクルセンター」を設立し、資源循環を推進。紙・ポリ塩化ビニル・プラスチックなどを分別・リサイクルし、フォレストウッド™の原料の一部として活用している。
ミサワホームは、1998年に建築現場や工場から排出される廃木材とリサイクルプラスチックを再利用した再生木材を開発。フォレストウッド™には、従来の建築廃材やリサイクルプラスチックに加え、サンゲツの見本帳の部材を活用し、環境負荷低減に寄与している。