​コスモエコパワーは、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)と、JR西日本初となるバーチャルPPA(電力購入契約)を締結したと発表した。

コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)は、需要家が発電事業者から直接再生可能エネルギーを購入する契約形態。また、バーチャルPPAは、需要家が自らの敷地外に設置された再生可能エネルギー発電所から、物理的な電力ではなく、その環境価値のみを調達する契約形態のこと。

今回のバーチャルPPAのイメージ

同契約により、JR西日本はコスモエコパワーが運営する中紀ウィンドファーム(和歌山県)から、年間約4,000万kWh分の環境価値を非化石証書として16年間にわたり受け取る予定で、年間約17,000トンのCO2排出量削減が見込まれるとのことだ。

同社とJR西日本は、2024年8月に再生可能エネルギー電力のさらなる拡大に関する基本合意書を締結しており、今後もカーボンニュートラル社会の実現に向けて協力を進めるとしている。

■発電所概要

発電所名称:中紀ウィンドファーム
所在地:和歌山県広川町、日高川町、有田川町にかかる白馬山脈尾根部
設備能力:48,300kW

中紀ウィンドファーム