森永乳業は、再生可能エネルギーを活用したGHG削減の取組みの一環として、利根工場に発電容量約500kWのカーポート型太陽光発電設備を増設し、稼働を開始したと発表した。

利根工場駐車場に設置したカーポート型太陽光発電設備

今回の増設により、既設の600kWの設備と合わせて発電容量は約1,100kWとなり、同社グループとして初のメガソーラー(※)が誕生。利根工場全体では、既存設備を含め、年間約570tのCO2排出量削減が見込まれている。

同社グループは、これまでに東京多摩工場やフリジポート熊本工場で太陽光発電設備を導入しており、2025年春には神戸工場と佐呂間工場でも稼働を開始予定。利根工場の設備を含め、グループ全体で年間約1,600tのCO2削減が見込まれている。

なお神戸工場では、FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の認定を受けた太陽光発電事業にも取り組んでいるとのことだ。

■利根工場 太陽光発電設備概要

太陽光パネル:3,400枚(1,200枚)
総パネル面積:約5,955平方メートル(2,343平方メートル)
電容量:約1,100kW(約600kW)
想定年間発電量:約1,300MWh(600MWh)
※( )内は今回導入した設備

(※)メガワット(1MW=1,000kW)以上の大規模な発電容量を持った産業用の発電設備のこと