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日研フードは、2025年2月3日~2月4日の2日間、全国の15歳~69歳の花粉症の人(花粉症と診断された人、または花粉症の自覚がある人)を対象に、「花粉症に関する意識・実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■花粉症の症状が出る時期
全国の15歳~69歳の花粉症の人1,000名に、花粉症の症状が出たことがある時期を聞いたところ、最も多かったのは「3月」で、次いで「4月」「2月」「5月」が続いた。立春の頃から初夏にかけて花粉症の症状に悩まされた経験がある人が多いことが分かった。
また、「9月」や「10月」の秋口でも5人に1人が花粉症の症状に困っていることが明らかに。
エリア別にみると、関東、東海、近畿、中国・四国、九州・沖縄では「3月」、北海道・東北と北陸・甲信越では「4月」が最も多かった。

■花粉症対策
花粉症の対策として行っていることを聞いたところ、1位「マスクをつける」、2位「花粉症の薬を飲む」、3位「手洗い・うがいをする」「目薬をさす」、5位「鼻スプレー点鼻薬をさす」という結果に。
また、「アレルギーを緩和させる食品を摂る」は12.3%で、8人に1人が花粉症対策として実践していることが分かった。
花粉症の状況別にみると、花粉症と診断されている人では「花粉症の薬を飲む」が1位となり、花粉症と診断されておらず自覚のみの人と比べて35.1ポイント高くなった。

さらに、アレルギーを緩和させる食品があることを知っているか聞いたところ、認知率は39.7%だった。年代別にみると、認知率は40代では44.6%、50代では45.2%と他の年代と比べて特に高い結果に。

食品の中には、アレルギーを緩和させる効果を有するものがあり、未熟温州みかんである“青みかん”を原料とした「未熟温州みかんエキス」は、花粉やハウスダスト、ホコリ等による鼻の不快感を軽減できる可能性があると言われている。
そこで、“青みかん”にはアレルギーを緩和させる効果が期待できることを知っているか聞いたところ、認知率は7.6%にとどまり、その効果がほとんど知られていないことが分かった。

また、「花粉症の薬を飲むことに抵抗があるか」については、「抵抗感がある」は27.4%、「抵抗感がない」は72.6%となった。年代別では、「抵抗感がある」と回答した人の割合が最も高くなったのは60代だった。

■花粉症における困りごと
花粉症が原因の困りごとについて、経験したことがあるものを聞いたところ、1位は「鼻水が止まらなくなる」、2位は「鼻をかみすぎて鼻が痛くなる」と、鼻の不快感に悩まされるケースが多いことが分かった。
また、「花粉症の薬で眠くなる」いう悩みも4人に1人が抱えており、薬の副作用が負担となるケースも少なくないことが分かった。

【調査概要】
調査タイトル:花粉症に関する意識・実態調査2025
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の15歳~69歳の花粉症の症状がある人
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年2月3日~2月4日の2日間
有効回答数:1,000サンプル(男女・年代が概ね均等になるように抽出)
実施機関:ネットエイジア
<参考>日研フード『花粉症に関する意識・実態調査2025』