ロッテは、「全国一斉オフィス集中調査」を実施し、結果を公表した。

同調査は、2023年以降急速に高まっている日本企業の出社回帰の流れを受け、コロナ禍で普及したリモートワークから一転して、慣れないオフィス勤務での「集中」に関する実態を明らかにするために実施したとのことだ。

ロッテが「ガム×音楽」で集中促す「Shu-Chew Beats」開発

■調査詳細

●現代人はコロナ禍を経て集中下手に?約8割がオフィスで集中できないと感じる。一方、勉強や仕事へ向けて集中を高めるための「脳の準備運動」はほとんどの人がしていない。

オフィスでの集中について聞いたところ、約8割の人がオフィスで集中できないと感じることがあると回答し、半数以上がリモートワーク経験や環境の変化によって以前よりオフィスで集中がしづらい・集中するのが下手になったと回答。

一方で、「集中のための取り組み」について聞いたところ、集中状態を作るための対策をしている人はわずか4人に1人。現代のビジネスパーソンの多くが集中課題を抱えている一方で、「集中力を高める為の手段や習慣」を持っていないことが明らかとなった。

オフィスでの集中について

●オフィスでのガム咀嚼や音楽視聴は「賛成派」の人が多数!特に若い世代ほど前向きな傾向に。約7割が集中の為のオフィスでのガム咀嚼に前向き、約6割が集中の為のオフィスでの音楽視聴に前向きと回答。

オフィスで集中状態を作るための対策について、「集中のためにオフィスでガムを噛むこと」については約7割が前向き、約6割は集中のためのオフィスでの音楽視聴に前向きという結果に。

「専門家監修の集中状態を作るための音楽があったら活用したいか」という質問についても、約7割が好意的と回答した。

現代のオフィスワーカーは、集中のための手段について、幅広く選択していきたい考えを持っていることが明らかに。また、年齢が若いほど賛成派の数は多く、ガムを噛むこと、音楽視聴ともに、20代が最も多い結果となっている。

オフィスで集中状態を作るための対策について

同調査の結果からロッテは、出社回帰ムードが高まる中で集中状態を作ることはオフィスワーカーの課題ではあるものの、なかなか対策ができていない実態と、その対策には人々のニーズがあることが明らかになったとしている。

これまで「集中状態を作るためにガムを噛むことのメリット」について提唱してきた同社は、同調査結果に着目し、脳科学者であり立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科教授の枝川義邦氏とタッグを組み、「ガム×音楽」のリズムで集中を促進する“Shu-Chew Beats”を開発。

求める集中の種類と、そこに適したBPMの関係性に着目し、「ガム×音楽」のリズムによって現代人の「集中状態」をサポートする、集中専用ツールの開発に至ったという。

そして、同取り組みに賛同した網守将平氏、大沢伸一氏、パソコン音楽クラブの3組の個性豊かなアーティスト陣が、3種の「ガム専用BGM」を製作。

“Shu-Chew Beats”Webサイトおよびロッテ公式YouTubeにて公開したとのことだ。

脳科学者×アーティストによる究極の集中専用ツール「Shu-Chew Beats」提供

<参考>
ロッテ調べ『全国一斉オフィス集中調査