メットライフ生命保険は、新NISA制度の開始から1年が経過したことを機に、全国の20代~60代までの男女約3,000人を対象に、資産形成に関する意識や実態について調査し、結果を公表した。

1.運用成果と運用金額

2024年1月から始まった新NISAの運用成果は、全体では4人に3人が「プラスになった」と回答。具体的な金額は「0円以上10万円未満」が3割弱と最も多い。運用成果が「マイナスだった」と答えたのは13.4%。

新NISA利用者の運用成果(メットライフ生命調べ)

また、新NISA利用者の投資運用金額は「100万円未満」が最多。

現在の運用額(メットライフ生命調べ)

2.相場変動時の意識・行動

2024年8月の相場急変時、NISA利用者では投資をやめたいと思わなかった人が9割近く、また約7割が相場急変をチャンスだと思ったと回答。

一方、非利用者は、相場変動時に不安を感じる割合が高く、投資をやめたいと考える傾向が強い。

8月の相場急変時の意識・行動(メットライフ生命調べ)

3.投資意欲

NISA利用者の7割以上が節約より資産運用の必要性を感じており、非利用者の6割以上が資産運用より節約の必要性を感じている。

節約への意識(メットライフ生命調べ)

4.金融リテラシー

NISA利用者は、お金に関する学びの意識が高く、有償でも4割が利用意向あり。

また、気になるニュースについて、NISA利用者は株価、米国大統領選の結果などに関心が高く、非利用者は物価上昇、減税、年金等に関心が高い。株価や米国大統領選挙の結果など、国内外の政治・経済情勢への関心度は、NISA利用者・非利用者の間で大きなギャップがあった。

NISA利用者の気になるニュース(メットライフ生命調べ)

<参考>
メットライフ生命保険『資産形成に関する意識や実態調査