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ランクエストは、2025年1月に「50代の情報収集と検索行動」に関する独自調査を実施し、結果を公表した。
調査結果(1):1日のうち最も検索を行う時間帯
1日のうち最も検索を行う時間帯として最も多かった回答は「夜間(20時~23時)」で、約半数の48.7%がこの時間帯を選択する結果に。
50代の人々にとっては、夕食や家事など一日の主要な用事を終えたあと、ゆっくり落ち着いて情報収集や検索を行う時間として夜間帯が活用されていることがうかがえる。
次いで「午後(14時~16時)」17.3%、「夕方(17時~19時)」12%、「昼(12時~13時)」9.3%、「午前(8時~11時)」8%と続く。
一方、「早朝(5時~7時)」は2.7%、「深夜(24時以降)」は2%と、50代では早朝や深夜に検索する人は少数派。健康面や就寝・起床リズムを考慮して、あまり深夜帯や早朝には活動しない傾向があるのかもしれないと同社は考察している。
全体としては「仕事や家事をひと段落させた夜間帯」に集中している点が大きな特徴であり、50代のライフスタイルを反映した結果となった。
調査結果(2):検索を行うことが多い場所
検索を行うことが多い場所を聞いたところ(複数選択可)、最も多かった場所は「自宅」で85.3%、次いで「職場(オフィス)」が24%と続く。
一方で、「通勤・通学中(電車・バスなど)」や「外出先(買い物や移動中)」、「カフェや飲食店」で検索する人はそれぞれ6%、3.3%、1.3%と比較的少数。
スマートフォンが普及していてもなお移動中や外出先では検索をあまり行わず、自宅や職場でまとめて調べるスタイルを好む傾向が見られた。
調査結果(3):どのような情報を検索することが多いか
どのような情報を検索することが多いかを聞いたところ(複数選択可)、最多は、「趣味・娯楽(音楽、映画、ゲーム、アニメなど)」に関する情報で、半数の50%が選択。50代でも、余暇を充実させるためにさまざまな娯楽情報を積極的に検索する傾向がうかがえる結果に。
次いで「生活関連の情報(レシピ、健康、家事のコツ、天気予報など)」38%、「ニュース・トレンド情報(最新の出来事、話題のトピックなど)」33.3%、「買い物関連の情報(商品レビュー、価格比較、ECサイトの商品情報など)」32.7%と続く。
一方で「仕事関連の情報(ビジネス用語、ノウハウ、業界ニュースなど)」は19.3%にとどまった。
総じて、50代においては「趣味・娯楽を楽しみつつ、日常生活や健康管理、世の中の動向といった情報もバランスよく収集する」姿が浮かび上がる結果となっている。
調査結果(4):検索の際、どのようなキーワードを使うことが多いか
検索の際に使うキーワードとして、最も多かったのは「具体的なニーズを含むキーワード」で42%となった。たとえば「スマートフォン 安い」「早朝営業 カフェ」「子ども向け おもちゃ」など、自分の目的や条件をはっきり指定する検索をする方が多いことがうかがえる。
次いで「単語だけの簡単なキーワード」38%、「質問形式のキーワード」9.3%と続く。
一方で、「比較や対立を示すキーワード」や「商品やサービスの購入を意図するキーワード」、「場所や地域に関連するキーワード」は少数派となった。また、「レビューや評判を含むキーワード」や「流行・最新情報を含むキーワード」は0.7%と、ごくわずかにとどまっている。
この結果に同社は、50代は「必要な条件・状況を具体的に指定して、欲しい情報を効率的に探し出す」か、「簡単な単語で検索して、そこからさらに詳細を絞り込んでいく」スタイルが中心であることがうかがえたとしている。
【調査概要】
調査日:2025年1月7日
調査対象地域:全国
調査機関:Freeasy
調査方法:オンラインアンケート調査
調査人数:150名
調査対象:50代の男女