HOMTECH[オムテック]は、今年の冬の冷え込みにより栄養バランスが崩れるリスクを踏まえ、10~70代の男女400名に対して「冬型栄養失調に関する調査」を実施し、結果を公表した。
■「冬型栄養失調」の認知率はわずか7%。一方で知っている人のうち3人に2人は対策している
冬型栄養失調とは、冬の寒さから身体を守るために多くのエネルギーを消費する冬に、栄養素が不足して起きる栄養失調。冬は夏と比べて約10%もエネルギーを消費するため、普段通りの食事をしていても栄養不足に陥る可能性があるという。
10~70代の男女400名に「冬型栄養失調」を知っているか質問したところ、93%が「知らない」と回答。認知度の低さが浮き彫りとなった。
一方、「知っている」と回答した人のうち、3人に2人が、夏季と比較して摂取する栄養素の量や種類を意識して「多くしている」と回答し、知識に基づき積極的に行動に移せていることも判明。
■「冬型栄養失調」の対策をしたい人は40代が最も多い
冬型栄養失調に対して、40代の約6割が「対策したい」と回答しており、ほかの年代と比べても最も対策に意欲的であることがわかった。
一方で20代は「対策したい」と回答した人が35%と少なく、多くの人が自身には対策の必要が無いと考えている結果に。
若い世代は「自分はまだ若く健康だ」と思い、対策への関心も低くなりがちだが、20代は厚生労働省が2024年11月に発表した「国民健康・栄養調査」の結果、野菜摂取量が最も少なく目標摂取量と比較すると男女平均で約128g(1.5食分)少ないことがわかっているという。
冬型栄養失調は、寒い季節に食事の栄養バランスが崩れ、必要な栄養素が不足してしまうことで起こりうるため、今回の調査結果から同社は、若い世代でも過信はやめ、しっかりと対策していく必要があるとしている。
【調査概要】
時期:2024年11月
対象:10~70代の男女400名(男性200名、女性200名)
方法:インターネット調査
<参考>
HOMTECH[オムテック]『冬型栄養失調に関する調査』