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otalabは、47都道府県在住のZ世代723人を対象に「Z世代のマッチングアプリに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■Z世代の約6割が「マッチングアプリを利用したことがある」と回答
まず最初に、Z世代のマッチングアプリの利用率を知るべく、「マッチングアプリを利用したことがあるか?」という質問を行ったところ、約6割、つまり2人に1人以上が「マッチングアプリを利用したことがある」と回答する結果となった。
この結果から同社は、マッチングアプリの利用はZ世代の中でかなり一般的になってきていることがわかるとしている。
■Z世代が抱くマッチングアプリへのイメージとして最も多かったのは「恋人を探せる」
続いて、Z世代のマッチングアプリに対するイメージを知るため質問を行ったところ、最も多かったのは「恋人を探せる」という回答に。
また、上位には比較的プラスな回答が多かったものの、「不純な遊び目的の人が多そう」と回答した人も約25%おり、一定数マイナスなイメージを持っている人もいることが見受けられた。
■Z世代が利用したことのあるマッチングアプリの1位は「with(ウィズ)」
続いて、2つ前の質問で「マッチングアプリを利用したことがある」と回答した人を対象に「利用したことのあるマッチングアプリは何か?」という質問したところ、最多は「with(ウィズ)」で、次いで「Pairs(ペアーズ)」「tapple(タップル)」と続く結果に。
また、「マッチングアプリを選ぶ際に重要視する点は何か?」という質問を行ったところ、約5割が「知名度の高さ」と回答。
この結果から同社は、Z世代の多くはアプリの知名度が高いことを最も重要視していることが分かったとしている。
また、「知り合いが利用しているか」「口コミ/評判の良さ」と回答した人も多く、周りに利用している人がいることや実際に利用した人のポジティブな体験談による安心感を求めている人も多数いることがうかがえる。
■Z世代がマッチングアプリを利用する目的として最も多かったのは「恋人を探すため」
続いて、「マッチングアプリを利用する目的」についても質問したところ、1番多かったのは「恋人を探すため」であり、次いで「結婚相手を探すため」と続く。
また一方で、「遊び目的のため」「友達を作るため」と回答した人も一定数見受けられ、マッチングアプリの利用目的は個々によって異なることが判明。
■Z世代の中でマッチングアプリを利用して交際に発展した経験がある人は「約7割」
マッチングアプリを利用して実際に交際に発展したことのあるZ世代はどれくらいいるのかを調査したところ、約7割が「マッチングアプリを利用して交際に発展したことがある」と回答する結果に。
マッチングアプリは恋愛を目的としたサービス傾向があることから、最初から恋愛目的で交流する人が多く交際に発展しやすいのではないかと同社は考察している。
■マッチングアプリの利用をやめた理由の1位は「交際相手が見つかったから」次いで「アプリの利用に疲れたから」
続いて、過去のマッチングアプリ利用者を対象に「マッチングアプリの利用をやめた理由」を質問したところ最も多かったのは「交際相手が見つかったから」であった。
また、次に多かった「アプリの利用に疲れたから」「やりとりが面倒くさかったから」という結果から、不特定多数の人と交流することによるマッチングアプリ特有の疲れが生じていることがうかがえる。
■Z世代のマッチングアプリ未経験者がマッチングアプリを利用しない理由の1位は「興味がないから」
続いて、マッチングアプリを利用したことがない人を対象に「マッチングアプリを利用しない理由」を聞いたところ、「興味がないから」が最多に。
また、現在マッチングアプリの利用はかなり浸透してきているものの「見知らぬ人に会うのが怖いから」「不純な遊び目的の人が多そうだから」と回答した人も多く、今なおマッチングアプリを利用した出会いに不安を抱いている人もいることがわかった。
■Z世代のマッチングアプリ未経験者の約6割は『今後もマッチングアプリを利用しない』と回答
最後に、マッチングアプリを利用したことがない人を対象に「今後、機会があればマッチングアプリを利用したいと思うか?」という質問を行ったところ、マッチングアプリ未経験者の約6割は機会があっても「マッチングアプリを利用しようと思わない」という結果に。
この結果から、マッチングアプリに関する一部のネガティブな報道や評判により、マッチングアプリ未経験者の間でアプリに対して「危険」というイメージが持たれているのかもしれないと同社は考察。
しかし今回の全体の調査結果を踏まえて同社は、マッチングアプリの利用から交際に発展した経験がある人が7割もいるため、今後さらにマッチングアプリを通しての交際は増え、それと同時に未経験者の間でもマッチングアプリに対するイメージは良い方向に変化していくのではないかと推察している。
【調査概要】
・調査期間:2024年12月18日~2024年12月24日
・調査機関:アップデイト(同社調査)
・調査対象:47都道府県在住の18~28歳男女
・有効回答数:723
・調査方法:インターネット調査(「Fastask」使用)
<参考>
otalab調べ『Z世代のマッチングアプリに関する意識調査』