ユニ・チャームは、豊田通商および豊田通商グループ会社であるCFAO Kenya Limited(以下、CFAOケニア)と協働し、2025年1月よりケニアで生理用ナプキンの生産と販売を開始すると発表した。

ユニ・チャームと豊田通商、ケニアで生理用ナプキンの生産・販売開始

ユニ・チャームと豊田通商は、各社の強みである不織布や吸収体の加工・成形技術と、現地に根付いたネットワークや経験を融合し、衛生用品が普及していない地域に新たな価値を提供することを目指している。

2023年8月からは、ケニア市場にユニ・チャームのエジプト工場で生産されたプレミアム生理用ナプキン「SOFY Deep Absorb」を輸入・販売してきた。

一方、依然として価格と品質のバランスに課題があり、多くの女性が日常的に生理用ナプキンを利用できない状況にあるという。

そこで今回、現地生産によるコスト削減と品質確保を目的に、手頃な価格で安心できる品質を提供する生理用ナプキン「SOFY Long Lasting」を開発。ユニ・チャームが商品開発と生産管理を担い、現地企業による委託生産を行うという。

またCFAOケニアは、現地の流通ネットワークを活用し「SOFY Long Lasting」の販売を推進。ケニア国内での販売拡大に加え、商品ラインアップの充実や周辺国への事業展開にも取り組む計画だとしている。