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Antwayは、働く母親400人を対象に「仕事と家事・育児の両立」に関する調査を実施し、その結果を公表した。
■仕事と家事・育児の両立に限界を感じたことがある母親が72%
仕事と家事・育児の両立に限界を感じたことはあるか聞いたところ、「ある」と回答した母親は72%に達した。
その主な理由として、「子どもと過ごす時間が十分にとれない」、「仕事と育児・家事の両方で時間に追われる」、「自分の時間が確保できない」など、時間的な余裕の不足が上位となった。
■もっとほしい時間は「朝の時間」”早朝家事バトル”?!
仕事と家事・育児を両立するなかで、もっと時間がほしいと感じるタイミングを聞いたところ、「朝の時間」と「自分の休息時間」が同率1位で、3位には「仕事終わりの家事の時間」があがった。
この時間帯には、夕食の献立決め、買い物、子どもの迎え、夕食準備、後片付け、お風呂、寝かしつけといったタスクが集中し、忙しさがピークに達することが伺える。
■出産や子育てが理由でキャリアから外れてしまう「マミートラック」、経験ありが40%
出産や子育てを理由に、キャリアを諦めたことはあるか聞いたところ、「ある」と回答した人が40%に上った。出産や育児をきっかけに昇進などのキャリアの道から外れてしまう現象は「マミートラック」と呼ばれている。
また実際に、出産や子育てをきっかけに働き方やキャリアがどのように変化したかを聞いたところ、「キャリアアップ・昇進機会が減少した」「離職・転職した」といった回答が多くあがった。
自由回答では、「仕事への意欲はあっても子育てを理由にポジションを外される」「周囲から目に見えないプレッシャーを受ける」「正社員でないために育休制度を利用できず退職を余儀なくされる」といった、仕事と育児の両立がいかに難しいかを示す声が多くあがった。
■仕事と家事・育児を両立するための工夫
仕事と家事・育児を両立するための工夫として、「仕事や勤務時間を減らす」「保育園や学童を利用する」ほか、「冷凍食品やレトルト食品を活用する」「外食やテイクアウトを利用する」「時短家電を利用する」といった方法を取り入れている人も一定数みられた。
【調査概要】
調査期間:2024年10月
調査対象者:全国20歳〜50歳の働く母親
有効回答数:400人
調査方法:インターネット調査
※小数点以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%とはならない場合がある。
<参考>つくりおき.jp/Antway調べ『「仕事と家事・育児の両立」に関する調査』