WILLER、ティアフォーと大成建設は、新潟交通佐渡と連携し、新潟県佐渡市相川エリアにおいて、自動運転サービス導入を見据えた実証事件を11月10日~24日に実施することを発表した。
佐渡市では、2025年の自動運転レベル4実装を目指しており、これまで2022年度に実証調査を、2023年度に走行実証を実施。
今年度は、昨年度の実証結果を踏まえて自動走行の精度向上と事業面・社会受容性の醸成における最終調整を行うという。今回の実証実験の主なポイントは、以下3点。
(1)昨年度に引き続き、全長約36㎞の国内最長ルートを運行し、起伏の激しい海岸線での厳しい気象条件下における自動走行技術実証を実施。
(2)昨年度課題として抽出した、車両の自己位置推定の精度が低下するトンネル内の走行においても、トンネル壁面への特殊塗料塗布による自己位置推定の精度を保ったまま自動走行が可能になるソリューションを活用し、自動走行率を向上させる。
(国道交通省の走行空間の技術的検証を目的とした自動運転実証実験として実施)
(3)福祉・物流・小売、教育・観光といった様々な異業種との連携サービスにより事業性を確保し、持続可能性を高める。
今後3社は、本実証を通じて、佐渡市が公共交通計画の基本方針として掲げる「持続可能でだれもが利用しやすい公共交通」の実現に寄与していくとのことだ。
■自動運転バス一般試乗会概要
日程:11月10日、13日~15日、17日~20日、23日、24日
運行スケジュール:特設サイトにて確認。
運行ルート:きらりうむ佐渡から尖閣湾揚島遊園または岩谷口までを結ぶ全長約36kmのルート
予約:特設サイトより予約。