僕と私とは、全国のZ世代(15~27歳)男女を対象に、Z世代向けのマーケティング施策に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

■約5人に1人がZ世代向け施策に「違和感を覚える」

同調査で、Z世代向け施策についてどのように感じるか聞いたところ、「好きではない、違和感を覚える」と回答した人は18.2%で「共感できた、好きだと思った」と回答した13.2%を上回る結果に。

Z世代向け施策についてどのように感じるか

■Z世代向け施策に抵抗があるのは「年齢や世代で固定されたイメージが強化されてしまうから」が約6割

Z世代向けの施策に対する不満を聞いたところ、57.3%が「年齢や世代で固定されたイメージが強化されてしまうから」と回答。

さらに、「Z世代というラベルが押し付けられている気がするから」が35.4%、「トレンドに乗っただけで実際には深く理解されていないと感じるから」が30.2%と、いずれも30%を超える結果に。

Z世代向けの施策に対する不満

■Z世代の半数以上が「Z世代以外が語る“Z世代”に違和感がある」と回答

自分たちとは違う世代が語る“Z世代”、また自分たちと同年代が語る“Z世代”についてどう思っているか聞くと、55.4%が「Z世代でない人が“Z世代”について語る内容に違和感を覚えたことがある」と回答。

これは同年代が“Z世代”について語るときよりも16.2%高い結果に。

自分たちとは違う世代が語る“Z世代”、また自分たちと同年代が語る“Z世代”についてどう思っているか

■Z世代が施策やサービスに期待するのは「自分の興味にや好みにあわせた」パーソナライズ

Z世代が自分たち向けの施策やサービスに期待することを聞くと、最も多かったのは「自分の興味や好みにあわせたもの」で37.6%、次いで「トレンドに左右されない持続的な価値を提供するもの」で22.8%、「Z世代という括りを意識しないで、個々の多様性や価値観に配慮した施策」で22.0%と続いた。

一方の「Z世代らしさを強調したもの」は18.0%と相対的に低いことから、「Z世代だから」といったステレオタイプにとらわれることなく、施策を届けたいZ世代の個々の興味や価値観に配慮した本質的な施策を練る必要があると言えるとのことだ。

Z世代が自分たち向けの施策やサービスに期待すること

<参考>
僕と私と「Z世代が「Z世代マーケティング」を嫌う理由とは?若者向け施策へのホンネを大調査