立川ブラインド工業は、千葉県船橋市に技術研究棟を竣工し、稼働を開始したと発表した。同施設では、建築物の省エネや環境に配慮した製品開発、技術力強化を推進するほか、新技術や新素材を活用した研究開発を加速させるとのことだ。

千葉県船橋市に「技術研究棟」を竣工

施設内には、恒温恒湿試験室や遮光性試験室、音響測定室など、高度な研究・評価設備を完備。これらを活用して製品検証を行うことで、遮光性や音響特性などの品質向上に努めるという。

実証実験エリアでは、近年の高層ビルで多く採用されているダブルスキンサッシを用いたブラインドの熱的効果検証や太陽光を利用した環境実証試験を実施。また、実際の設置場所や使い方を想定した環境下での製品提案を強化するとのことだ。

さらに、全館に空調・照明の一元管理システムを導入し、消費電力を効率的に管理することで省エネを実現するほか、エントランスや技術交流エリアには国産木材を活用。

天井に国産木材を活用したエントランス

技術交流エリアは、社内外のディスカッションの場として活用し、憩いの場として社員のウェルビーイングにも貢献するとしている。

技術交流エリア

■建物概要

名称:技術研究棟
所在地:千葉県船橋市西浦2-8-7
構造:鉄骨造 地上4階
延床面積:1,375平方メートル
投資額:約7.5億円
その他:
・最大高さ8mの検証設備
・各種研究、評価設備
・太陽光を利用した環境実証実験エリア
・技術交流エリア