GOLD CAREERは、男女446名に対し、転職における年収変動について調査し、その結果を公表した。

■転職における年収の増減、上がった人が約5割、下がった人が約4割

同調査で、直近の転職で年収の増減があったか聞くと、「年収が上がった」が45.5%、「年収が下がった」が41.5%、「年収の変動なし」が13.0%という結果に。

直近の転職における年収の増減

また、転職で年収が上がった人・下がった人の割合を年代別に調査したところ、年収が上がった人は20代が最も多く、年代が上がるにつれ年収が下がった人の割合が増えていることが明らかになった。

50代以上になると年収が下がる人の割合が増えており、雇用形態の変化や前職より役職や階級が下がるケースが要因として考えられるとのことだ。

直近の転職における年収の増減(年代別)

次に、転職で年収が上がった人・下がった人の割合を男女別に調査したところ、年収が上がった人の割合は男性が50.2%、女性が39.3%と、男性の方が多い結果に。

直近の転職における年収の増減(男女別)

転職で年収が上がった人の変動額別の人数を調査すると、変動額は100万円未満が全体の7割を占めていることが明らかになった。

転職で年収が上がった人の前職からの変動額

一方、転職で年収が下がった人の変動額別の人数についても、100万円未満が全体の7割を占める結果に。

転職で年収が下がった人の前職からの変動額

■転職の満足度は年収が上がった人が約9割だった一方、年収が下がった人は6割未満に

転職の満足度を年収の増減結果別にみると、「満足」「やや満足」と回答したのは、年収が上がった人が最も多く88.7%、次いで年収変動がなかった人で81%、最も少ないのは年収が下がった人で58.3%という結果に。

転職の満足度

■転職における年収の重要度は94%

転職における年収の重要度を聞くと、転職において年収が重要だと感じる人は全体の94%と、多くの人が年収を重視していることが明らかになった。

転職における年収の重要度

■年収が下がることが許容できない人は3割以上

転職で年収がどこまで下がるのを許容できるかを聞くと、年収が下がることが許容できない人の割合は32.7%で、許容できても50万円未満という人が43.5%を占める結果に。

転職で年収がどこまで下がるのを許容できるか

<参考>
GOLD CAREER「転職で年収は下がる?転職による年収変動や許容範囲をアンケート調査レポート