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BABY JOBは、電話調査と自治体のサイトから得た情報を基に「保育施設に子どもを預けやすい自治体ランキング(関西2府2県版)」を公表した。
(1)大阪府枚方市、奈良県天川村、奈良県奈良市が保育施設に子どもを預けやすい自治体ランキングのトップに
関西2府2県内で公立保育施設がある135自治体の平均得点は27点で、最も高得点を獲得し子どもを預けやすい自治体ランキングのトップとなったのは、同点で大阪府枚方市、奈良県天川村、奈良県奈良市(得点50点・偏差値78)となった。
次いで、4位も同点で大阪府大阪市、大阪府堺市、大阪府吹田市、兵庫県神戸市(得点45点・偏差値72)という結果に。
(2)奈良県内では保育料を補助している自治体の割合が高い
国立社会保障・人口問題研究所によると、夫婦が理想とする子どもの数を持たない理由として、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」という回答が、理想の子ども数が2人の場合で46%、3人の場合で59%にも上ることが分かっているという。
現在少子化が深刻な中、行政から多子世帯への経済的支援が重要となっており、国は「小学校就学前の範囲で、保育施設等を同時に利用する最年長の子どもから順に2人目は半額、3人目以降は0円とする」と定めている。
さらに、自治体独自で保育料の支援を行っているか調査したところ、関西2府2県内では奈良県の自治体が特に支援が手厚いことがわかった。
(3)大阪府ではDX化が進む
現在、子ども家庭庁では、保育手続きがワンストップで完結できるように、保育のDX推進を掲げている。そこで同社は、各自治体における保活のDX化状況を調査。
大阪府では、自治体のサイト上でマップを使って保育施設を検索できる自治体が12あり、約3割に達している結果に。
一方、京都府、兵庫県、奈良県では、マップ機能を提供している自治体は少なく、大阪府のおよそ半分の割合にとどまっている。
さらに、保育施設の利用申し込みがオンラインで可能な自治体の割合は、大阪府と兵庫県で6割にも上ることがわかった。
【調査概要】
調査名:保育施設に子どもを預けやすい自治体ランキング調査(関西2府2県版)
調査対象:公立保育施設がある大阪府41、京都府26、兵庫県33、奈良県35、計135自治体
調査期間:2024年1月15日~9月6日
調査方法:電話による聞き取り調査、自治体サイトの確認
<参考>
BABY JOB『保育施設に子どもを預けやすい自治体ランキング調査(関西2府2県版)』